ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)は、2012年のピレリタイヤに対する批判的な発言が自身の「ストレス発散」だという報道を否定した。
「なんのストレスだい?」とシューマッハはスペインGPの開催地バルセロナでドイツの報道陣に語っている。
3週間前のバーレーンGP以来、シューマッハは一度ならず二度までも、性能低下の激しいピレリタイヤは今季これまでのところF1に見合っていないとの意見を述べていた。しかし、シューマッハはあくまでも議論を始めるための発言だったと主張している。
「一要素、またほかの要素がF1に与える影響の範囲について議論を始められてよかったと思っているよ」
シューマッハの意見に賛成しているのはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だ。アロンソは、報道陣がシューマッハの意見を「誇張している」と指摘し、こう続けた。
「彼の発言を読んだけれど、大きな問題があるとは思わなかったよ」
渦中のシューマッハはまた、先週テストが行われたムジェロでピレリの担当者と話し合う機会を設けられたことにも満足しているようだ。
「いい会議だった。この件に関しては、いい方向に進めるように願っているよ」