カルロス・サインツ(フェラーリ)は2週間後のオーストラリアGPでフェラーリのコックピットに戻ることができる状態にあるようだ。
●【F1第2戦サウジアラビアGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
木曜日のプラクティスでは食中毒と思われる症状に見舞われたが、その翌日に虫垂炎(いわゆる盲腸)と診断され、18歳のフェラーリ・リザーブドライバー、オリバー・ベアマンが起用された。
ルーキーのベアマンは予選でシャルル・ルクレールのペースに0.5秒及ばず、Q3進出を逃したが、ピットレーン内外から高い評価を得ている。
■ベアマンは1戦のみか?サインツは10日には出場可能
とはいえ、ベアマンにとってサウジアラビアがひとまず一度きりの可能性もある。サインツは金曜日に地元の病院で盲腸を摘出したが、その手術は「スムーズだった」と語った。
フェラーリF1のバスール代表は「簡単な状況ではないが、彼の状態は正常だ。カルロスがすぐに復帰できることを願っている」と語った。
F1医学の権威フォーミュラ・メディシンの創設者であるリカルド・チェッカレッリ医師は、29歳のサインツがメルボルンまでに回復する可能性は高いと見ている。
「合併症がなければ、ドライバーは10日後にはレースに出られるだろう」と彼はスペインの放送局『DAZN(ダ・ゾーン)』に語った。
「サッカー選手なら腹部の圧力が高いから違うだろうが、ドライバーは座っているから、その部分にはそれほど圧力がかからない」。
チェッカレッリ医師は、盲腸の手術も最近では「非常に迅速な手術」となっており、「2、3の小さな穴と2、3日の入院」だけで済むと語った。
「フェラーリの医師は問題をすぐに見つけ、すべて適切に対処してくれたと思う」と彼は付け加えた。