メルセデスF1チーム代表のトト・ヴォルフが、ライバルチームたちに真似されないよう、自分たちの2021年型F1マシンの重要な部分はまだ隠してあることを認めた。
実際のところ、2日(火)に公開されたメルセデスの2021年仕様F1マシンは、昨年と比べてカラーリングに少し手直しがされていることが確認できるものの、今年の空力ルール変更に伴う詳細部分はほとんど分からない状態となっている。
「もちろん我々が何かを隠しているのは確かだ。そうでなければ見せているはずだからね」
そう語ったヴォルフは次のように続けた。
「真面目な話、最初のテストまであと10日なので、ライバルたちがそれを見て2戦目もしくは3戦目に向けて自分たちのバージョンを準備するようなチャンスを与えたくなかったんだ」
「それを堂々と公開するには、我々にとって10日は長すぎるからね」
メルセデスのテクニカルディレクターを務めるジェームズ・アリソンも、メルセデスが「トークン」使ってマシンにどのような変更を行ったのかを明らかにすることはなかった。