シャルル・ルクレール(フェラーリ)が、もし2021年もセバスチャン・ベッテルがチームメートとして残ることになれば「間違いなくうれしい」と語った。
最近のうわさによれば、2020年で現在のフェラーリとの契約が満期を迎えるベッテルは、フェラーリから提示された2021年の契約条件を蹴ったと考えられている。
フェラーリが提示したのが単年契約であることと、報酬を現在の2分の1以下に大幅にカットするという条件をのめなかったのがその理由だと言われている。
だが、このほどベッテルの母国ドイツのメディアからビデオインタビューを受けたルクレールは次のように語った。
「僕はセブ(ベッテルの愛称)と一緒にやれてすごく満足だよ。何度かコース上での問題はあったにしてもね」
「外部からはそうは見えないかもしれないけれど、僕たちはうまくやれているし、これまでもずっとそうだったよ」
だが、もしベッテルが今年限りでフェラーリを去ることになった場合、その後任候補となるのはカルロス・サインツ(マクラーレン)、ダニエル・リカルド(ルノー)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)などだろうと予想されており、さらにはフェルナンド・アロンソの復帰という線もあるのではないかとも言われている。
こうしたうわさについて尋ねられたルクレールは次のように答えた。
「誰が僕のチームメートになるのかに関してはフェラーリの選択を尊重するよ。そして僕の隣にいるドライバーに適応するのが僕の仕事なんだ。常にチームメートから学ぶこともできるしね」
「僕は誰がきても歓迎するよ。だけど、もしセブが留まってくれれば、僕は間違いなくうれしいよ」
現時点では新型コロナウイルスによりF1レースが開催できない状況となっている。だが、F1ファンは近いうちにまたルクレールとベッテルがホイール・トゥ・ホイールの戦いを繰り広げる光景を目にすることができるかもしれない。
もちろん、それはバーチャルF1レースでのことだ。伝えられるところによれば、ベッテルも近いうちにF1公認バーチャルレースに参戦することを目指してゲームを購入したようだ。
ルクレールはそのことに言及しながら次のように語っている。
「僕は彼にメッセージを送るつもりだよ。彼の(ゲームの)準備が整ったときには僕たちで試してみる必要があるってね。楽しいだろうと思うよ」