記念すべき1000回目のF1レースとなったF1第3戦中国GPが4月14日(日)、上海国際サーキットで行われ、F1公式タイヤのピレリが次のように振り返った。
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■ピレリ:レースレビュー
ルイス・ハミルトンが第1コーナーでトップに立ち、メルセデスを3戦連続のワンツーフィニッシュへと導きました。
F1の1000戦目となる中国グランプリは、トップ5がミディアム – ハー
ド – ミディアムと繋ぐ2ストップ戦略を採るなど、2ストッパーが主流のレースとなりました。
予報より低温のコンディションがタイヤの動作に影響を及ぼしました。
■キーポイント
・戦略が鍵を握ったレースとなり、上位チームはお互いを良く観察し、戦略に反応していました。
・温暖だった土曜日と異なり、予報よりも低温となった今日の気温は21°C、路面温度は29°Cでした。
・各ピットストップの先陣を切ったのは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンで、ライバルたちがこれに続きました。若干の順位の変動があったものの、スターティンググリッド上のトップ5が、フィニッシュ時のトップ5となりました。
・ソフトタイヤでスタートしたドライバー中の最上位は、6番グリッドからスタートして6位を獲得したレッドブルのピエール・ガスリーでした。ガスリーと他の7名のドライバーが、全3種類のコンパウンドを使用しました。また、最後のピットストップでソフトタイヤに交換したガスリーは、ファイナルラップでファステストラップを記録し、ファステストラップポイントを獲得しました。
・ピットレーンからスタートしたトロロッソのアレックス・アルボンが、ポイント圏内の10位を獲得しました。ソフトでスタートしたアルボンは、ハードに交換してフィニッシュする1ストップ戦略を採りました。ルノーのダニエル・リカルドも同様の戦略を採用しました。
■マリオ・イゾラ(ピレリ カーレーシング責任者)
「昨日までよりも低温のコンディションがハードタイヤの性能に影響を及ぼしたことで、上位勢は最終スティントでのパフォーマンスを見出すべく、ミディアムタイヤを使用しました。
戦略が鍵を握ったレースとなり、各チームはお互いを注意深く観察し、ライバルたちの動きに反応してピットストップのタイミングを計っていました。また、メルセデスのダブルピットストップも見られました。
2ストップが主流となった中、興味深い1ストップ戦略も見られました。
また、ピエール・ガスリーは、3回目のピットストップでソフトタイヤへ交換し、そのスピードのアドバンテージを活かしてファステストラップポイントを獲得しました。
最後に、昨日のアクシデントによる不利な状況を克服し、ポイントを獲得したアレックス・アルボンを祝福したいと思います」
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