トロロッソは11日(月)に2019年型F1マシンSTR14を公開したが、そのマシンにはレッドブルが2018年型マシンに施していたパーツがいくつも使用されているようだ。
現在、ハースが技術提携契約を結んでいるフェラーリから多くのパーツを購入していることが知られているが、今年からアルファロメオ・レーシングと呼ばれることになったザウバーもフェラーリとの関係強化に動いている。
そうした中、レッドブルとそのジュニアチームであるトロロッソの技術的コラボレーションに関しても、これまでよりも緩やかなルールが適用されることになる。
例えば、ホンダPUを搭載しているトロロッソF1マシンのリアエンドに関しては、レッドブルも同じデザインを使用することになると考えられている。
トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストはこれに関して次のように語った。
「実際のところ、2010年にほかのライバルたちがルール変更に投票するまでは、それが我々の基本方針だったんだ」
そして、2019年からはイタリアのファエンツァにファクトリーを構えるトロロッソが再びレッドブルとより密接に技術協力を行うことになるのは確かだ。
「我々はいくつかのパーツを購入することで、ほかのすべてのものを設計し製造することに集中していくことになる」
そう認めたトストは次のように付け加えた。
「パワーユニットに関係するコンポーネントはレッドブルと同じ仕様になる。我々が受け取るほかのパーツはほとんどが昨年仕様のものになるよ」