ハースF1の新タイトルスポンサーであるリッチエナジーが訴えられたと報じられている。
ハースは7日(木)に2019年仕様の新カラーリングを発表。そのマシンにはイギリスのエナジー飲料メーカー、リッチエナジー社の金色のロゴが施されている。
だが、このほどそのロゴマークをめぐって、イギリスのATBセールス社がリッチエナジーを相手取って訴訟を起こしたことが明らかとなった。
イギリスの知的財産高等裁判所によれば、ATBセールス社はすでにホワイトバイクス(Whyte Bikes)という自転車を販売しているが、鹿の角のような形のロゴマークをその製品に用いている。ところが、リッチエナジーのロゴマークがそれとほぼ同じだということで、ATBセールス社はそのロゴの使用差し止めに動いたようだ。
伝えられるところによれば、リッチエナジーは3月12日と13日に裁判所に出頭することになるという。
リッチエナジー社を率いるウィリアム・ストーイ代表は、ハースF1マシンのカラーリング発表時に、かつてアイルトン・セナが1980年代に駆っていたジョン・プレイヤー・スペシャル(タバコの銘柄)カラーを彷彿させる黒と金のカラーリングにしたかったと認めている。
これに関し、ハースF1のチーム代表であるギュンター・シュタイナーは次のように語った。
「我々はそれを発展させたんだ。さもなければ、80年代のカラーリングの完全なコピーになっていただろうからね」
「クルマが美しく、そこにジーン(ハース/チームオーナー)の会社名がある限り、ボスは満足だよ」