ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)の契約問題が最終的に決着を見るのはもう少し先になりそうだ。
2014年のF1チャンピオンであるハミルトンは、ここ何週間かにわたって、もう間もなくメルセデスAMGとの2016年以降の延長契約が正式に取り交わされると言い続けてきていた。
報道されているところによれば、ハミルトンの新契約は1年につき5,000万ドル(約60億円)という途方もない金額になるだろうとされており、30歳となるハミルトンもその条件に基本的には合意していると考えられている。
だが、今週末のF1中国GP(12日決勝)で契約締結についての発表が行われることになるのかとイギリスの『Sky(スカイ)』に尋ねられたハミルトンは、「それはないと思うよ」と答えた。
2度F1王座に輝いたハミルトンだが、現在はマネジャーを置かず、自分で交渉に当たってきていた。そして現在は提案された契約書について、細かい部分まで自分自身で目を通しているところなのだという。
「前回のレースのときに、1週間以内には片付くだろうと言ったのは確かだよ」
そう語ったハミルトンは、次のように続けた。
「自分で交渉をやったのは今回が初めてだったし、80ページほどもある契約書に何度目を通したか分からないくらいだよ。読むだけでも大変なのに、すべて法律の専門用語だからね。だから、正直に言って、(ずっと座って読んでいるため)お尻がかなり痛くなったよ」