レッドブルは、ルノーのパワーユニット開発に今後さらに深くかかわるようだ。ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えた。
今年からV6ターボエンジンに変わったF1で、ルノーはメルセデスエンジンに大きく後れを取っており、レッドブルは状況を改善するためにルノーの構造改革にも関与したと言われている。
記事によると、ルノースポールの本拠地であるヴィリー・シャティヨンが引き続きエンジン本体とターボチャージャーを担当するものの、レッドブルがエネルギー回生システムとバッテリー部分の開発を引き継ぐという。
また、レッドブルは「エンジン開発の全分野で人員を募集している」と記事は伝える。
「記載されている住所は常にレッドブルだ。エンジンを自前で作ろうとしているのだろうか?」
7月のF1第9戦イギリスGPでは、日産の副社長でインフィニティのトップであるアンディー・パーマーとレッドブル首脳陣が会談し、レッドブルエンジンの製造について話し合ったと言われている。
ルノーのロブ・ホワイトは、こうしたうわさを否定し、レッドブルがエンジン分野の人材を募集していることについて次のように説明している。
「ただイギリスで人材を募集するほうがフランスでするより楽なだけだ」
「それに、レッドブルのテクノロジー・センターでもエンジニアを必要としている」