かつてシトロエンやプジョーのWRC(世界ラリー選手権)チームを率いていたオリビエ・ケスネルが、ロータスの新チーム代表候補として報じられている。
ロータスは先日、チーム代表だったエリック・ブーリエの即時離脱を発表。その後、ブーリエはレーシングディレクターとしてマクラーレンに加入しており、マクラーレンの現チーム代表マーティン・ウィットマーシュは離脱するとみられる。
当初、ウィットマーシュがチーム代表としてロータスに加入するとうわさされていたが、このうわさはロータスと大口スポンサー候補との交渉も関連していたようだ。この大口スポンサー候補はソニーだったとみられるが、ソニーとロータスの交渉は決裂したとみられている。
そこで浮上したのがケスネル。『L’Equipe(レキップ)』や『RMC』は、ケスネルが最有力候補だと報道。FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッドとケスネルが親しいこともケスネルがチーム代表候補になった理由だという。
「ロペス(チームオーナーのジェラルド・ロペス)とケスネルはすでに会って、この件について話し合い、契約のオファーも出された」と『RMC』は伝えた。その一方で『RMC』は、ケスネルが64歳と若くないこと、そしてケスネルにF1での経験がないことを懸念する声もあると報じている。