9日(月)に行われた戦略グループおよびF1委員会において、2014年には1レースにつき最低2回のピットストップを義務付けるという件について話し合いが行われた。しかし、『BBC』によると、否決されたという。
そのルール変更に関しては、F1公式タイヤサプライヤーのピレリが推し進めていたものだと言われている。ピレリでは意図的に性能低下が大きく起こるタイヤを造ろうとしたことにより、タイヤの品質や安全性が問われる事態となり、悲劇的かつ大きなイメージダウンを伴う2013年シーズンを送っていた。
だが、ピレリが今年そうした問題を抱えたにもかかわらず、F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、ピレリはいい仕事を行ったと主張。エクレストンはF1の公式シーズンレビューの前書きに次のように書いた。
「ピレリは、我々にとって素晴らしい仕事を行った」
「彼らに、レースで最後までもつタイヤを望んではいないと言ったんだ。我々は、どこまでもつのか、誰にも分からないタイヤを望んでいるんだとね。我々は来年、新しいエンジンとともにまたそうしたタイヤを持つことになる」、とエクレストンは付け加えた。