2022年3月26日(土)、F1第2戦サウジアラビアGPのフリー走行3回目が行われた。トップタイムは3セッション連続となるシャルル・ルクレール(フェラーリ)だった。
●【2022F1第2戦サウジアラビアGP】フリー走行3回目のタイム差、周回数
2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)で、レッドブルF1勢が続いた。
■序盤からフェラーリが速さを見せる
陽が沈むと2人のフェラーリドライバーが交互にファステストラップを叩き出す形で始まった。まずはルクレールが1分30秒129のベンチマークを出した。
フェラーリを追うレッドブルF1は、フェルスタッペンがセッション中盤に1分29秒768のファステストラップを記録し、その後ペレスも0.065秒差でトップタイムを記録した。
フェルスタッペンはセッション終盤、ターン22で縁石に乗り上げ、RB18はウィリー状態になって激しく着地し、一時ガレージに引きこもった。
しかし、ルクレールは時計がゼロになった後に1分29秒735を記録し、フェルスタッペンに0.033秒差をつけて、3セッション連続でトップタイムを記録した。
サインツはチームメイトから0.274秒差の4番手、アルファロメオのバルテリ・ボッタスは5番手につけた。ボッタスは今週末は競争力があるとは思っていなかったものの、アルファロメオのC42は速さを持っているようだ。
アルピーヌのエステバン・オコンは6番手に入った。昨年のここでのレースは4位でフィニッシュしている。
アルファタウリのピエール・ガスリーは残り30分でピット出口でストップしてしまい、クラッチの問題を疑ってガレージに押し戻された。
8番手はケビン・マグヌッセン(ハース)、9番手にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)だった。
10番手の角田裕毅(アルファタウリ)は、昨日FP2の最後にコース脇でストップしてしまっていたが、今日は新しいパワーユニットを搭載してる。
■メルセデスPU勢は苦戦
メルセデスのパワーユニット勢はトップ10に入った者はなく、ルイス・ハミルトンが11番手と、トップから1秒近く差をつけられている。
ハミルトンに続いて12番手につけたのはミック・シューマッハ(ハース)だった。
13番手はルーキーのジョウ・グァンユ(アルファロメオ)、14番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、15番手はランス・ストロール(アストンマーティン)だった。
16番手は苦戦が続くダニエル・リカルド(マクラーレン)、それに続いたのはアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)と、セバスチャン・ベッテルの代役を務めるニコ・ヒュルケンベルグ(アストンマーティン)だった。
卑猥な言葉を投げかけて5年間も口をきいていなかったマグヌッセンに、ヒュルケンベルグは5年の時を経て卑猥な言葉を投げ返して笑顔で和解している。
ランド・ノリス(マクラーレン)はアタック中にトラフィックに遭遇して19番手、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)はセッション終盤にターン2でアウト側のウォールに接触して20番手となった。
予選前最後のフリー走行ではフェラーリとレッドブルの一騎打ちとなったが、予選はどんな戦いになるだろうか?
■【フリー走行3回目】F1サウジアラビアGP
1 C.ルクレール(フェラーリ)
2 M.フェルスタッペン(レッドブル)
3 S.ペレス(レッドブル)
4 C.サインツ(フェラーリ)
5 V.ボッタス(アルファロメオ)
6 E.オコン(アルピーヌ)
7 P.ガスリー(アルファタウリ)
8 K.マグヌッセン(ハース)
9 F.アロンソ(アルピーヌ)
10 角田裕毅(アルファタウリ)
11 L.ハミルトン(メルセデス)
12 M.シューマッハ(ハース)
13 G.ジョウ(アルファロメオ)
14 G.ラッセル(メルセデス)
15 L.ストロール(アストンマーティン)
16 D.リカルド(マクラーレン)
17 A.アルボン(ウィリアムズ)
18 N.ヒュルケンベルグ(アストンマーティン)
19 L.ノリス(マクラーレン)
20 N.ラティフィ(ウィリアムズ)