ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)は、2021年はF1シートを失う可能性について「受け入れた」と語った。
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■角田裕毅がスーパーライセンス取得条件をクリア
ホンダとレッドブルの育成ドライバーになっている角田裕毅が、来季のF1に昇格するための唯一の壁が、スーパーライセンスの資格を得るかどうかだったが、角田は土曜日にバーレーンで行われたレース1で勝利し、F1昇格に必須のスーパーライセンス取得条件をクリアした。
これを受け、「(F1に残る)チャンスは非常に少ないと思う」と述べたクビアトは、予選では印象的な走りで6番手を確保したものの、2021年にピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)と一緒にアルファタウリで走るという希望は高まったかと尋ねられると次のようにコメントした。
■クビアト「公平だ」
「僕はすでにそれ(シートを失うこと)を少し前に受け入れたんだ。F1には空席が1つしか残ってないし、彼ら(レッドブル)は若いドライバーを昇格させる必要がある。それは私が聞いた最後のことだし、公平なことだ」
「僕は夢の世界に住んでいるわけではない。物事がどのように機能するかを知っているよ。今日は自分の価値を示すことができるセッションの1つだったから、来年ここにいられない場合は、2022年に戻るためにあらゆることをするよ。これまで以上にハングリーだ」とクビアトは語った。
■トスト代表、クビアト離脱をほのめかす
アルファタウリのチーム代表フランツ・トストも、まだ26歳のクビアトが尊厳を持ってチームからの離脱を受け入れるだろうということをほのめかしている。
「ダニーは経験豊富で速いドライバーだ。彼はF1界のゲーム(やり方)とルールを知っているよ」
「彼が今週末の日曜日と最終戦アブダビでも競争力を見せてくれることを願っている。」
角田裕毅が出場しているF2は、DAZNがレース1のアーカイブ放送、そしてレース2を生配信している。
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