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残り2戦、崖っぷちのアルボンの来季は「レッドブルのシートかベンチで1年過ごすかだ」とレッドブル首脳

2020年12月06日(日)18:04 pm

2021年のアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)は、レッドブル・ホンダに残るか、「ベンチで1年」過ごすことになるという。

●【予選結果】F1第16戦サヒールGP 予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数

チームメートのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が安定した好成績を残す一方、アルボンは不安定な結果しか残せていない。

レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンがニコ・ヒュルケンベルグやセルジオ・ペレスのようなより速いチームメイトを必要としているかどうかを評価し続けていると明言しており、アルボンのプレッシャーは高まる一方だ。

フェルスタッペンは先週末のバーレーンGPのレース後、表彰台を獲得したアルボンに対して「30秒もしくは40秒もチームメートに後れをとっていたら、すごくいいとは言えないんじゃないの?正直に言っちゃまずいかな?」と発言したことが話題になった。

ホーナーは金曜日、そんなフェルスタッペンの“率直さ”について次のようにコメントしている。

「マックスはただ事実を言っているんだと思う。それが彼の視点だと思うよ」

フェルスタッペンは、2021年にヒュルケンベルグと組みたいということを明らかにしている。そうなると、アルボンは土壇場でシートを失うことになる。

■アルファタウリ・ホンダは角田裕毅

一方で、レッドブルのセカンドチームであるアルファタウリ・ホンダは、来年ダニール・クビアトに代えて日本人F2ドライバーの角田裕毅を昇格させる計画を進めていると伝えられており、アルボンがアルファタウリ・ホンダで走るチャンスはなさそうだ。

■レッドブルのシートかベンチで1年過ごすか

「彼(アルボン)がフランツ(トスト、アルファタウリ代表)の来年の計画の一部に入っているとは思えない」

「つまり、それはレッドブルのシートかベンチで1年過ごすかということだ」

「彼(アルボン)にその機会を与えることにフォーカスが当てられているんだ。彼には残り2レースある。先週末には良い仕事をした。ここで良いスタートをし、残り2週で来年マックスと一緒にそのクルマに乗るのに絶対に相応しい男なんだと示す必要がある」

「我々は彼に対して、その目標を達成するために可能な限りのサポートを提供しているよ」とホーナーは語った。

そんなアルボンは、第16戦サヒールGP予選ではQ2敗退の予選12番手となり、またもフェルスタッペンと大きな差がついてしまった。もう一つのミスも許されないプレッシャーの中で、崖っぷちのアルボンは来季のシートを自らの手でキープすることができるのだろうか。

●【ハイライト動画:予選】トップ10まで0.8秒の僅差!ラッセルは0.026秒差でポールを逃す。フェルスタッペンは0.056秒差の3番手/F1サヒールGP
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