2016年最初のF1シーズン前テストを終えて、メルセデスAMGは今年も最強という見方が強まっている。
1回目のテスト4日間中3回トップタイムを出したのは、悲願のチャンピオン奪還に燃えているフェラーリだった。
しかし、「メルセデスAMGが倒すべきチームであることは、かなり確実だ」とフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは25日(木)のテスト最終日に話している。
まず関係者を驚かせたのがメルセデスAMGの信頼性の高さで、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)も「信じられない」と舌を巻いている。
■連日の新パーツ投入も「切り札」はまだ
それだけでなく、メルセデスAMGは毎日のように革新的な新パーツを投入した。
まず、サイドポッド前方に「マッドマックス風」と形容される整流板を装着。さらに翌日には新しいノーズが登場した。映画『ファインディング・ニモ』のサメに似ていることから「ブルース」と名付けられている。
また、メルセデスAMGは1回目のテスト4日間をすべてミディアムタイヤで走行し、より速いタイムが出るウルトラソフトなどのタイヤを使っていない。
「ほかのチームはすでに手の内を見せたというのが僕の印象だ」とニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は話す。
「僕たちはまだ切り札を隠し持っている。でも、自分たちはすごく速いと確信しているよ」
フェラーリに詳しいイタリアのジャーナリスト、レオ・トゥリーニは、自身のブログにこう書いている。
「依然としてメルセデスAMGが先頭だ」
「ミディアムで出したハミルトンとロズベルグのタイムを元に、ウルトラソフトのタイムをちょっと計算してみれば、状況は明らかだ」
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— MERCEDES AMG F1 (@MercedesAMGF1) February 25, 2016