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フェラーリ、F1で拒否権を持つ唯一のチーム

2013年12月06日(金)11:49 am

フェラーリの強大な権力は、F1最高権威バーニー・エクレストンの後継者選びにも及んでいた。

エクレストンも絡む汚職スキャンダルにドイツ司直の手が及ぶなか、エクレストンは自らの後継者にレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーを指名した。

ところがフェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロは、ホーナーの名が出ること自体「冗談に等しい」と、これを一蹴していた。

「年をとるごとに彼(エクレストン)はジョークを好むようになっている。彼が冗談好きの人間でよかったよ」と、モンテゼモーロはイタリアのテレビ局『Rai』に語る。

同じインタビューでモンテゼモーロは、エクレストンやFIA(国際自動車連盟)が提案する数々の変更に「拒否権」を発動できる独自の権利をフェラーリが有していることを初めて認めた。

「我々は拒否権を持つ唯一のチームだ」と、モンテゼモーロ。「これ以上の政治的な力は存在しないだろうね」

「F1における我々の力は相当なものだ。我々無しで今のF1は成り立たない」

一方、アメリカ『CNN』とのインタビューでエクレストンは、ホーナーに関するコメントを否定。ただホーナーが目の前を「通りかかった」から友人として名前を挙げただけだと語った。

またエクレストンは、F1を商業面から報じるジャーナリストのクリスチャン・シルト記者へ次のように話している。「第一に、(ホーナーの指名は)絶対にCVCが認めないだろう。第二に、フェラーリの意見もある」

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