マルシャとマクラーレンのあいだで進行中の技術提携が、いよいよ本格化した。
ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌が伝えるところによると、マルシャはすでに週80時間もマクラーレンの風洞設備で作業をしているという。
これは、マクラーレンがドイツのケルンにある最先端の風洞をトヨタから借りて集中的に開発を行なっていることから実現したものだ。提携は風洞の貸し借りにとどまらない。マルシャはマクラーレンのドライバー・シミュレーターも使わせてもらっているのだ。
さらにマルシャは、いよいよ第8戦F1イギリスGPから信号機スタイルのピットストップ・システムを導入する。これもマクラーレンが製作したもので、以前彼らが使っていた、いわば“お古”のシステムだ。