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ハミルトン「マクラーレンの方がメルセデスAMGより高額を提示」

2013年03月19日(火)8:56 am

ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、2013年シーズンの契約交渉を行っていた際、マクラーレンがメルセデスAMGよりも高い金額を提示していたことを明かした。

ハミルトンが幼少の頃から過ごしたマクラーレンに別れを告げ、メルセデスAMGへ移籍したのは、慣れ親しんだ環境からの独り立ちを目指し、より多くの金額を手に入れ、サーキット以外の仕事の負担を軽減したかったからだとF1関係者の多くは考えていた。

しかし、興味深いことにハミルトンはドイツ誌『Focus(フォーカス)』に「マクラーレンの(2013年に対する)オファーの方が、メルセデスよりちょっとだけ金額が上だった」と打ち明けた。

「あっち(マクラーレン)にいたほうが、もっと稼いでいただろうね」

ドイツの『SID通信』は、ハミルトンとメルセデスAMGの新しい契約が3年間で7,500万ユーロ(約92億5,000万円)にのぼると推定している。ハミルトンはしかし、資金面だけでなく、競技面でも移籍を決定づける要因があったと語る。実際、マクラーレンがMP4-28(マクラーレンの2013年型車)と悲惨なシーズンのスタートを切ったことを考えると、ハミルトンの選択は正しかったように思える。

「マクラーレンでは毎シーズン、4勝か5勝を挙げても、最終的にタイトルに手が届かないことが普通になっていた。だから長い目で見たとき、ほかのチームへ行ってみたいと思うようになった」とハミルトンは説明した。

F1最高責任者であるバーニー・エクレストンは先週、F1ビジネス・ジャーナリストのクリスチャン・シルトにマクラーレンとハミルトンの関係がこじれていたと語った。

「ロン(デニス/マクラーレン・グループ会長)によれば、ルイスがチームに残りたければ、それも可能だった。しかし、ルイスはそれを望まなかったようだ」と『Autoweek(オートウィーク)』に述べた。

「ルイスは、(マクラーレンに残るより)1年間の休暇をとりたいと私に言っていた。彼のために言わせてもらうが、金銭面が原因でマクラーレンを去ったわけではないんだよ」とエクレストンは加えた。

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