ケーターハムの空力部門責任者にロータスのハリ・ロバーツ
ケーターハムは、ハリ・ロバーツが空力部門の責任者としてチームに加わることを発表した。ジョーダン、ルノー、そしてロータスでの経験を買われたロバーツは、ケーターハムに新たな風を吹き込むだろうと期待されている。
ロバーツと密な連携が求められるケーターハムのテクニカルディレクター、マーク・スミスは次のように語り、ロバーツの加入を歓迎した。
「ハリがケーターハムに加わってとてもうれしい。彼とはジョーダンやルノーといったチームで何年にも渡って共に働いてきたし、僕たちの関係も素晴らしいものだった。ハリは、チームの開発といった重要な分野でとりわけリーダーシップを発揮してくれる頼もしい存在だ。成長を続けるチームの空力部門トップにハリという強力なスタッフを招いたことは、株主たちの期待の表れでもある」
「4年前にゼロからスタートし、現在120人以上もの非常に優秀なスタッフを抱える私たちのテクニカルオフィスにいま、ハリが加わることになった。チームはまた、リーフィールドの専用モデルショップ、コンピューターによる空力シミュレーション（CFD）やデザイン機能を強化するハイパー・パフォーマンス・クラスター（HPC）の継続的な開発、そして“ドライバー・イン・ザ・ループ”タイプのシミュレーターといった核となる分野に投資を行っている。これらすべては、F1でこれからトップチームたちと戦っていくうえで必要なツールを私たちにもたらしてくれるだろう」
また、ロバーツも次のように意気込みを語った。
「これからケーターハムF1チームで待ち受けているだろう挑戦に、とてもわくわくしている。そして再びマークと共に働けることをうれしく思うし、このチームと新たな関係を築くことを楽しみにしている。ケーターハムは、F1で新勢力になる可能性を秘めているので、チームがレースで力を十分に発揮できるよう、中心となって支えていくことをとても心待ちにしている」
