フェラーリは、2013年にフェリペ・マッサと契約を延長した理由を明らかにした。
今シーズン当初は、不調のマッサを解雇して別のドライバーと契約することがほぼ確定的と見られており、後任候補として、ニコ・ヒュルケンベルグ、ポール・ディ・レスタ(いずれもフォース・インディア)、セルジオ・ペレス(ザウバー)など多くの名前が挙がっていた。
しかしここ数戦マッサは、明らかに調子を取り戻しており、今回の契約延長によって、フェラーリ在籍8年目を迎えることになった。
この決定には、一部から批判の声も上がっている。
フェラーリの公式サイトに掲載された記事は、マッサが選ばれたのは「ほかの選択肢がなかった」からでも、エースのフェルナンド・アロンソが現在のチームメートの残留を望んだからでもないと主張している。
「フェラーリだけがそのドライバーを選ぶことができる」
「マラネロ(フェラーリの本拠地)の扉をたたいた者は多かった。その中には検討された者もいたが、結局は…フェリペ以上の者はいなかったのだ。スピードや才能においても、チームのために尽くす能力においても」と記事は続く。
またフェラーリは、現在「チーム内に満ちあふれている調和」が、マッサを選んだもうひとつの要素だったと明かしている。