F1日本GPを台無しにしたロメ・グロジャン(ロータス)に対して、マーク・ウェバー(レッドブル)が激怒している。
第12戦ベルギーGPにおけるスタート直後の混乱を引き起こした罰により、次戦のイタリアGP出場停止を言い渡されたグロジャン。今回の日本GPでもスタート直後にウェバーと接触し、10秒のピットストップペナルティーが科された。
トラブルの引き金となる行為を繰り返すグロジャンを「1周目の狂人」と称していたウェバーが、英国のメディア『Sky(スカイ)』に対して皮肉交じりに語った。
「もう少し休暇(出場停止)が必要みたいだね」
「同じミスを何回も繰り返せると思うかい?」
グロジャンに対する批判はほかからも噴出している。
日本GPで第1コーナーにおける混乱に巻き込まれたニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)も、その原因を「またグロジャン」だと揶揄(やゆ)した。
英国のメディア『BBC』でコメンテーターを務める元F1ドライバーのデビッド・クルサードは次のように述べている。
「ロメ、ロメ、君は一体何をしているんだ?」
「第1コーナーでの接触が多すぎる」
グロジャンの起用を取りやめることを提案している元F1ドライバーのジョニー・ハーバートは、『Sky(スカイ)』に対してこう続ける。
「彼がチームに対して何か良い影響をもたらしているとは到底思えない」
マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、日本GPのアクシデントを「いつものグロジャン」によるものだとしている。
当のグロジャンは『Sky(スカイ)』の取材において、日本でのクラッシュが「愚かなものであった」ことを認めつつ、この件に関してまだチームと話し合ってはいないと明かした。