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ハミルトン、メルセデスAMG移籍か

2012年09月07日(金)20:16 pm

キャリア初期からマクラーレンの育成プログラムに入り、同チームが手塩にかけて育て上げたことからマクラーレンの秘蔵っ子と呼ばれて久しいルイス・ハミルトン(マクラーレン)が、メルセデスAMGへ移籍するとのうわさが強まっている。

ハミルトンは長年を共に過ごしてきたマクラーレンから2007年にF1デビューし、翌年の2008年にはF1チャンピオンに輝いた。2012年末にマクラーレンとの現行契約が切れるのに合わせて、ハミルトンが新たな環境を求めて移籍を検討しているとのうわさが、2012年シーズン開幕以来ささやかれ続けていた。

F1の夏休み明け早々に、ハミルトン移籍説を再加熱させたのは元F1ドライバーでチームオーナー経験もあるエディ・ジョーダンだ。ジョーダンは『BBC』に、ハミルトンはマクラーレンを離れて2013年からはメルセデスAMGへ移籍するとの見方を語った。

「ハミルトンとメルセデスAMGはすでに私的な条件について合意していると思う。正式な契約も間もなくだろう」

ジョーダンはさらに、ハミルトンのマネジメントを務めるサイモン・フラーの19エンターテインメント社がメルセデス上層部と接触していると明かした。

ハミルトンがメルセデスAMG入りするのであれば、ロス・ブラウン率いるチームを離れるのはミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)であると考えるのが妥当だろう。

「シューマッハの引退についてはバーニー・エクレストンが2日(日)に生放送で教えてくれたよ。シューマッハ本人は否定しているけどね」とジョーダンは続ける。

F1の最高権威であるエクレストンが口を滑らせたシューマッハの引退が事実とすると、ジョーダンの談話は意味深だ。『BBC』によると、ジェンソン・バトンのチームメートとしてハミルトンが抜けたマクラーレンに加入するのはキミ・ライコネン(ロータス)あるいはポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)だとする説が濃厚だ。

その一方で、『BBC』と同じハミルトンの母国イギリスの報道機関『Daily Mail(デイリー・メール)』は、ハミルトンの加入と共にメルセデスAMGを去るのはシューマッハではなくニコ・ロズベルグであり、ロズベルグはハミルトンとシートを交換するかのようにマクラーレンに移籍する可能性を報じている。

しかし、マクラーレンの広報担当はハミルトンのマネジメント側から「ジョーダンの談話は真実ではない」と連絡があったと語った。

ハミルトンのマネジメントを担当する19エンターテインメント社は、「マクラーレンとの新たな契約交渉は、一歩進んだ段階に入っています」と話している。

また、シューマッハのマネジャーであるザビーネ・ケームは『Bild(ビルト)』に「新たにお話しすることはありません。何も決定していないのですから」と語る。

さまざまな憶測、うわさが飛び交うなか、『Times(タイムズ)』のケビン・イーストン記者が、ハミルトンは「マクラーレンと再契約間近」であるとジョーダンの談話を否定する記事を書いている。

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