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混戦のF1を歓迎するマルドナードと困惑のバトン

2012年05月19日(土)9:57 am

開幕から5戦が終わった今季のF1。毎回優勝者が異なりこれまで5人の勝者が誕生している。今年のこうした状況のもと、F1界には考え方を異にする2つのグループが生じてきている。つまり、それが好ましいと考える者たちと、そうは思わない者たちだ。

それを歓迎する立場のひとりは、スペインGPでF1初優勝を飾ったパストール・マルドナード(ウィリアムズ)だ。マルドナードは、『The National(ナショナル)』紙に自身が2010年にチャンピオンに輝いたF1の下位カテゴリーであるGP2を引き合いに出し、次のように続けている。

「GP2選手権みたいになってきたね。(GP2では)ドライバーによって差が生まれるし、チームも戦略やクルマをうまく機能させることによって差をつけることができるからね」

一方、このような状況に困り果てている者も少なくはない。マクラーレンのジェンソン・バトンもそのひとりだ。

バトンは、自身が駆る2012年型マクラーレンのF1カーが、どうしてスペインGPでほとんど周回遅れとなりそうだったロズベルグにまで追い抜かれてしまったのかほとんど信じられない、としながら、『PA Sport(PAスポーツ)』に次のように話している。

「(スペインGPでは)ポイントについては、レッドブルのほうが僕たちよりも多く稼いだけれど、でも彼らだってウィリアムズやザウバー、ロータス、フェラーリといったチームに比べて速かったわけじゃない」

「ここまでの5レースでいつも違う5チームが勝つなんて、本当に何が起きているのか分からないし、すべてのチームがそう感じていると思うよ」

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