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バーレーンGP後に批判にさらされるピレリ

2012年04月24日(火)12:04 pm

2011年からF1にタイヤを単独供給しているイタリアのタイヤメーカーのピレリは22日(日)、バーレーンGPに端を発した相次ぐ批判に対して自らの立場の弁護に追われた。

元F1ドライバーでイギリスの解説者を務めているマーティン・ブランドルは、劇的にタイヤ性能が落ちる2012年仕様のピレリタイヤは、タイヤ性能を保つことが非常に難しいだけではなく、タイヤを適正に作動させるための許容範囲も狭いと指摘している。そして、このタイヤに関わる要因がこれまでの今シーズンのレースに大き過ぎるほどの影響を及ぼしていると批判をしている。

通算7度の世界タイトルを獲得しているミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)も、砂漠のしゃく熱のコンディションの中、猛烈な勢いでパフォーマンスが低下したピレリタイヤをバーレーンGP終了後に批判していた。そして、このような事態を打開するためにピレリの代表者と話し合いの場を持ちたかったと報道陣に述べた。

22日(日)に噴出したこれらの批判に対し、 ピレリ・モータースポーツ・ダイレクターのポール・ヘンベリーはツイッターで「去年の終盤、われわれの保守的な選択に向けて非難が殺到し、(そのせいで)レースが退屈になっていると言われていた」とつぶやいた。

「われわれとしては頼まれたことをやっただけだ。ハッキリして欲しい」と困惑した様子だった。

ヘンベリーはまた、各チームのタイヤ戦略がレースで大きな役割を担うのは「あと数レースくらいだろう。そしたら、去年みたいに彼らも(タイヤの使い方に)慣れて状況が一変するさ」と主張している。

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