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フェルナンド・アロンソ「あらゆるチャンスを逃さずものにする」

2012年03月23日(金)8:35 am

フェラーリのフェルナンド・アロンソが、クアラルンプールのセパン・インターナショナル・サーキットで開催されるマレーシアGP(25日決勝)に向けた意気込みを語った。

フェルナンド・アロンソ
「月曜日(19日)からクアラルンプール入りしているんだ。僕たちみたいに遠く離れた地に来たヨーロッパ人にとっては、こういう極端な気候に体を慣らすのが大事なんだよ。例えば、昨日はトレーナーのエドアルド・ベンディネリやマネジャーのルイスと一緒にゴルフに行ったんだ。あの暑さに耐えようとする人はいないみたいで、コースにいたのは僕たちだけだったよ!」

「1周の長さから言えば、ここは1年で一番長いレースだ。でも、それ以上に、ここは身体的に一番疲れるレースなんだ。最後まで可能な限りしっかり準備を整えていくことが肝要だ。そうすることでコース上でも差が出てくる。この週末に向けてできることは何でもやるよ、それはチームも同じだ。この気候で大変な中、セパンのガレージにいる皆も、マラネロ(チーム本拠地)のファクトリーにいる皆もね」

「マレーシアでは、またしても守りのレースをすることになる。それをどうにかする方法はないんだよ。F2012(2012年型車)はオーストラリア(開幕戦)で走らせたものと全く同じだからね。簡単ではないだろうけど、何とか頑張ってできるだけクルマを(セパンに)合わせなくてはいけない」

「特に注意をしなければいけないところが2つある。最適な空力バランスを見つけることと、タイヤの性能劣化について知ることだ。セパンは直線が2本あって、それがどちらもものすごく長いものだから、最高速の遅さはメルボルン以上に高くつくんだ。メルボルンではDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を使える2本の直線が短かったからね」

「高温のマレーシアでピレリのタイヤがどのような挙動を見せるか確認しなくてはいけない。去年は4回ピットストップをしたけれど、状況が変わっていなければ今回もそうなるだろうね。去年、マレーシアで使ったタイヤコンパウンドは(4種類のうち)1番硬いハードタイヤと、2番目に軟らかいソフトタイヤだったけど、今年は1番硬いハードタイヤと2番目に硬いミディアムタイヤになる。今年用にピレリが作ってきた4種類のタイヤは、各コンパウンド間のラップタイム差が小さくなっているから、(去年とは)少し違った展開になるだろう」

「金曜(23日)のフリー走行2回目までには、もっと正確な印象を話せるようになるはずだよ。“はず”って言葉を使うのは、マレーシアではどのセッションも、特に夕方前のセッションでは雨が降ることが多いからなんだ。F1サーカスが知る世界の中で、数分の間に快晴と大雨が入れ替わるような場所は他にないよ。(天候が変わりやすいことで知られる)スパですら、ここまで急激には変わらない。ピットウォールでは天候の変化に対応するために、レーダーに目を凝らしていないといけないんだ」

「今のところ、予選も決勝も高確率で雨の予報が出ているね。でも、正直に言って、僕はあまり天気予報を信じない方なんだ。大事なのは、あらゆるチャンスを逃さずものにすることさ。ただ、暑く、ものすごく暑くなるのはもう絶対に間違いないね」

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