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メルセデスAMGには「隠し玉」があるとレッドブル

2012年02月17日(金)11:59 am

メルセデスAMGの2012年仕様車W03がベールを脱ぐまであと3日だが、チームは今も新車の情報をかたくなに隠している。

先週スペインのヘレス・サーキットで行われたシーズン開幕前テストでは、他のチームが新車を走らせる中でメルセデスAMGは2011年のクルマを走らせた。

シーズンが開幕する前のW03の初走行は、バルセロナテスト初日となる21日(火)にミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)が担当する予定だ。

メルセデスAMGは今週W03のティザー画像を公開し始めたが、「段差」ノーズ部分など、クルマの細かい部分は絶対に見えないように工夫されている。

「ライバルたちに隠したい何かがあるんだろうね」と、このように話すのはレッドブルのデザイナーであるエイドリアン・ニューイだ。

「見ればすぐにコピーできてしまうものなのだろう。そうでなければ、こうまで執拗(しつよう)に隠そうとはしないはずだ」

ニューイの意見には、レッドブルのモータースポーツ活動でアドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士も同意を見せている。「クルマのフロント部分に何か特別なものを隠しているようだ」

ブラウンGPと呼ばれていた頃、メルセデスAMGが今回と同じようにクルマの発表を遅らせたときには「ダブルディフューザー」が投入されており、結果、チームは選手権を勝ち取り、チャンピオンに輝いた。

イタリアのウェブサイト『Corriere dello Sport(コリエーレ・デロ・スポルト)』は、フェラーリの関係者が当時を振り返って、ブラウンGPは「シンデレラ」のように最後の瞬間まで秘密を隠していたことを話していると報じた。

なお、メルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンはドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に、2012年新車の発表を遅らせている理由について「計算されたリスクだよ」と話している。

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