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トロ・ロッソ、今季は学習の年

2012年02月17日(金)7:44 am

トロ・ロッソは、今年をドライバーが学習するための年ととらえているようだ。

トロ・ロッソのチームオーナーであるレッドブルは、トロ・ロッソを若手に経験を積ませるためのチームとしている。レッドブルが抱える育成ドライバーのうち、レッドブル・レーシングのドライバー候補にF1経験を積ませることがチームの存在意義であるため、トロ・ロッソで数シーズンを過ごしてもレッドブル・レーシングへ昇格できない場合、トロ・ロッソを放出されることになる。

昨年までトロ・ロッソのドライバーを務めたセバスチャン・ブエミとハイメ・アルグエルスアリも、「勝てるドライバーではない」や、「もう新人ドライバーではない」と判断されたことから、今季はシートを失っている。その代わりにトロ・ロッソのドライバーとなったのは、ダニエル・リチャルドとジャン・エリック・ベルニュだ。

リチャルドとベルニュはともに、マーク・ウェバー(レッドブル)の後任候補とされているが、2013年にいずれかがレッドブル・レーシングへ昇格する可能性は低いとトロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストはF1の公式ウェブサイトへ語った。

「私には分からない。だが、そうならないと思う。レッドブル・レーシングは非常にレベルが高いからね」

「彼らは、もう少し待つ必要があるだろう。今のところ、マークは引退を考えているという兆候を見せていない」

トストによると、レッドブル・レーシングが求めているのは「あっと驚かせるようなもの」を持っているドライバーだという。しかし、リチャルドやベルニュが今年それを証明することは期待していないようだ。

「一般的に、1年目にあっと驚かせるようなものを見せるのは難しいものだ。だが、2年目には結果を残す必要がある」

「いいレースをした次のレースでクラッシュしても構わない。それもゲームの一部だからね。ドライバーは2人とも“クラッシュ期間”を過ごすことになるだろう。だが、それも成長の過程だ」

「セバスチャン・ベッテル(現レッドブル)もそうだった。だが、どこかの時点できちんとまとめられるようになる必要がある。どちらのドライバーがよりうまくまとめられるかという問題だ。じっくりと見てみようじゃないか」

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