2024年3月30日(土)、日本初の公道レース『ABB FIAフォーミュラE世界選手権・2024東京E-Prix(イープリ)』の決勝が、有明・東京ビッグサイト周辺を封鎖した特設コースで開催された。
記念すべき最初のフォーミュラE東京E-Prix優勝者は2番手スタートのマキシミリアン・ギュンター(マセラティ)だった。
2位はポールポジションからスタートしたオリバー・ローランド(ニッサン)、3位は5番手スタートのジェイク・デニス(アンドレッティ)だった。
ニッサンの母国でなんとしても勝ちたいローランドは中盤までトップを走行していたが、中盤に青いマセラティをドライブするギュンターがオーバーテイク。
途中セーフティーカーが入ったため、2周追加されて35周でチェッカーフラッグが振られた。
ローランドは最終ラップで激しくアタックしたものの、オーバーテイクはできずにチェッカーフラッグを受けた。
もう一台のニッサン23号車サッシャ・フェネストラズは10位でフィニッシュした。
■レース前に目を閉じて集中しながらヘルメットを被るギュンター(マセラティ)
■アタックモードの『アクティベーションゾーン』を通過するマシン(左)
アタックモードはコース外側の『アクティベーションゾーン』を通過することで、一定時間パワーを350kWに引き上げることができる。しかし大外周りになることで順位を落としてしまうこともあるが、レース中2回使用することが義務づけられている。
■ニッサンがトップを快走
■レース後半、トップのギュンター(マセラティ)を追うローランド(ニッサン)