元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、解雇されたハースの元チーム代表であるギュンター・シュタイナーが2024年にテレビ解説者としてパドックに戻ってくるのは「異例」だと考えている。
■ラルフ、シュタイナーの復帰に「興味深い」
ラルフは、甥のミック・シューマッハがハースで苦境に立たされていた頃、シュタイナーによるハースの経営を厳しく批判していた。現在、48歳のシューマッハは『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』で働き、シュタイナーはもう1つのドイツの放送局『RTL』で同じように専門家の解説者になることが決まっている。
「彼はミックと少々難しい関係にあったので、最初は慣れるのに少し時間がかかるかもしれない」とラルフは認めた。
「しかし、『RTL』はシューマッハ・ファミリーの長年の忠実な仲間だ」
さらにシューマッハにとって“興味深い”のは、シュタイナーが突然チームマネジメントを諦めたのにまだパドックに残っているのは“珍しいこと”だと考えている。
「F1の元チームボスとして、どこか別の場所で再びそのようなポジションにつくこともあり得ると思うものだろう。でもいずれにせよ、それは興味深いし面白いことだと思うよ」
■シュタイナー「ラルフとは友人にはなれないが敬意はある」
シュタイナーは、『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』紙の取材に対し、今年、激しい批判を浴びるラルフ・シューマッハと衝突する可能性について尋ねると、次のように答えた。
「私は誰にも幅を利かせない。ある人とは仲良くなるし、ある人とは仲良くならない。それが人生だ」とドイツの放送局『ntv』に語った。
「それについては何の問題もないが、そうでなければ、自分にプレッシャーをかけることになる。もし彼が私に挨拶したければ、それでいい。そうでなければ、それでもいい。論理的には友人にはなれないが、敬意は常に持っているよ」。