ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、現在の所属チームであるアルピーヌがグリッドの最後尾あたりで低迷する中、2025年の「シリーシーズン(移籍市場)」のドライバーの一人であることを認めている。
今週末にバーレーンで開幕する2024年シーズンを前に、アルピーヌはハースの後塵を拝することになるかもしれない。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、新型アルピーヌは、ウィリアムズ、Kickザウバー、RBが投入する2024年型車の後塵を拝しているという。
「(アルピーヌの)上級エンジニアたちが移籍していると言われている」と同誌は主張している。アルピーヌはまた、今年いっぱいで契約が切れるドライバー2人を失うかもしれない。
「将来については心配していないよ」とガスリーは『RTBF』に語った。
「自分の目標を達成する最大のチャンスを与えてくれるプロジェクトを見つけなければならない。僕はこのチームにコミットしているし、多くのポジティブな変化が見られる。でも、その先にあるのはパフォーマンスだ」
「僕は28歳だ。エンスストンとヴィリーの周りのみんなと同じように、うまくいくことを心から願っている。あなたが言ったように、僕は契約満了を迎えるし、もちろん話し合いもある。でも今のところは、最初の数レースでどうなるか様子を見ることにしよう」と付け加えた。
ガスリーは遅い2024年型マシンを擁護し、チームは昨シーズン後に「ステアリングホイール以外」すべてを変更したと主張した。
「一方では、多くのテストを行ったことはポジティブなことだ。もう一方では、この新しいマシンのすべてを理解しているわけではない、それは正常なことだけどね」
「僕たちには時間が必要だ。努力しないとね。後方からのスタートであることは承知しているし、最初から正直に話してきたつもりだ。今シーズン中に発展する可能性があることは分かっているし、できるだけ早くそうなることを願っている。でも、そうはならないかもしれない。開幕戦は僕たちにとって難しいレースになるだろうね。多くの忍耐が必要になると思う」とガスリーは認めた。
「あきらかに望んでいることではないけど、このクルマから最大限の力を引き出すには時間がかかるのは明らかだ。何度もアップデートを繰り返しながら、良い計画を立てなければならない」。