バルテリ・ボッタス(Kiickザウバー)は、2025年にフェラーリに移籍する元チームメイトのルイス・ハミルトンの後任としてメルセデスに復帰する可能性を否定していない。
■最優先はアウディ
ザウバーとの契約が満了を迎えるフィンランド人ドライバーのボッタスは、2026年のアウディ誕生に向けてザウバーが準備を進めているため、交代する可能性が示唆されている。
アウディにはカルロス・サインツやドイツ人ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグなどの名前がすでに挙がっている。
しかし、34歳のボッタスは今週、「優先順位と最大のコミットメントはアウディ・プロジェクトであり、それは僕の目標だ」と主張した。
■メルセデスF1からの連絡待ち?メルセデスF1本拠地にタグ付けした理由
しかし、ハミルトンのフェラーリ移籍が報じられたとき、ボッタスはスマートフォンの横に座っている自分の写真をソーシャルメディアに投稿しており、すでにブラックリーへの復帰を希望しているようだ。
そしてその後、彼はもうひとつのヒントをソーシャルメディアに投稿した。それはメルセデスの本拠地であるブラックリーとタグ付けされた写真だ。
「嘘じゃないよ」とボッタスは笑った。
「前日はブラックリーにいたんだ。メルセデスにいたわけじゃないけど、そこで別のことをしていたんだ」。
■17歳が有力候補?
ハミルトンの後任としては、すでにトト・ヴォルフの指揮下にいる10代のキミ・アントネッリが有力だといううわさもある。
しかし、1997年のワールドチャンピオン、ジャック・ビルヌーブは『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように主張した。
「メルセデスは(ジョージ・)ラッセルの隣に別の若手ドライバーと契約することはできない」。
つまりヴォルフは、25歳のラッセルがチームリーダーになれると主張しており、ボッタスは「もうひとつの」シートに戻るのが無難な選択だと見られているのかもしれない。
「トトとはまだ電話で話していないよ。戻るかって?そうだね。もし戻れなかったとしても、僕が行きたくないチームはない、と言っておくよ」と、メルセデスで10勝を挙げたボッタスは付け加えた。
「でも、自分の優先順位は分かっているし、リストも持っている。でも、僕が知っている限りでは、“橋”は燃えていないよ」。