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アロンソ「F1は僕の人生」2025年以降に向けて契約交渉 フェルスタッペンやペレスは仲良し、“不仲”のハミルトンを抜くと満足など語る

2024年02月02日(金)13:51 pm

フェルナンド・アロンソは、2025年以降もF1にとどまるためにアストンマーティンと新たな契約を交渉するつもりであることを明確に示した。

2021年と2022年にアルピーヌからF1に復帰した42歳の2冠のF1チャンピオンは、2023年にアストンマーティンへ移籍した。現在の契約は2024年末までだ。

■F1は僕の人生

「アストンマーティンで過ごした信じられないような1年は、表彰台、祝賀会、シャンパン、喜びは、モチベーションと欲望のレベルをリセットするものだった」と彼はDAZNのドキュメンタリー番組『Fernando - Revelado』で語っている。

しかしアロンソは、アルピーヌでのレースでさえ、F1でまったくレースをしないよりはマシだったと語った。

「僕が戻ったのは、自分がドライビングレベルでいい瞬間にいると信じていたし、家にいるのがもったいないと感じたからだよ。2023年は少し正しさを証明できたし、2024年か2025年、僕は同じ強さ、欲望、エネルギー、楽観主義でいると自分自身を見ている」とアロンソは語った。

「これまでの人生で、モータースポーツ以外のことをしたことがないし、他に好きなこともないし、他のことでこれほど心地良いと感じたこともない。それが僕自身であり、気分よく、僕がベストだと思うことをする場所なんだ」

「クルマに乗っていないときはいつも、クルマに乗るのを待っているんだ」。

■若い時よりF1を楽しんでいる

アロンソは、キャリアの第2段階では、若いころの成功に比べればF1をより楽しんでいるとさえ言う。

「24〜25歳のときは、常に次のレースや次のことを考えていた。だから(かつての)自分には、少しテンションを下げて、今を楽しみ、次の週には次のチャレンジのことを考えるようにと言いたい」と微笑んだ。

■レッドブルの2人とは仲良し

ルノーの元チームメイトであるジャンカルロ・フィジケラは、F1でのキャリアにおいて最も親しい友人であり、今はセルジオ・ペレスやマックス・フェルスタッペンと仲が良いという。

「マックスもチェコもコース上で信頼できるドライバーだ。マックスの方が事故も多かったし、初期の頃は少しクレイジーで問題も多かったけど、僕たちは似ていると思う。好きなものも似ているしね」

「F1には友情はあまりないけれど、僕たちは敬意をもって戦っている。僕らはショーよりもスポーツが好きなんだ。チームウェアとリュックを背負ってサーキットに来て、レースをし、日曜日にはまたリュックを背負って帰る。シンプルなことが好きなんだ。自由な時間があれば、どこかへクルマを走らせに行く」

「マックスの一番好きなところは、タイトルを何度獲ってもそれが変わらないところだ」

■ハミルトンは当初から嘘をついていた

2007年にマクラーレンでペアを組み、ひどく衝突したルイス・ハミルトンとの不仲については、今はそのほとんどが過去のことだと認めている。

「今は別のタイプのライバル関係があると思う。でも、2007年のライバル関係は最高レベルだった」

「チームミーティングに着くと、僕はこの摩擦、つまり緊張に気づき始めた。僕は彼のテレメトリーやオンボードカメラを見て、マシンのフロント(タイヤの)グリップがほとんどないことないことがわかっていた。でも、彼(ハミルトン)が話すと、代わりにリアについて文句を言うんだ」

■元ボスのロン・デニスを批判

「僕たちは若くて未熟だった。まず僕がそうだった。だけど状況をコントロールする術を知らない上司もいた」とアロンソは当時マクラーレン代表だったロン・デニスを指して続けた。

「何が起こったかは鍵がかかったままだし、僕は他にもいろいろ(過去の嫌な記憶を)削除したけれど、フラビオ・ブリアトーレやローレンス・ストロールがいたら、こんなことは起こらなかったと思う」

「F1には尊敬される人物がいる一方で、ドライバーたちが状況をコントロールしすぎているところもいる。何が起きているのか、誰も真剣に警告してくれなかった」。

■“不仲”のハミルトンを抜くと満足感が増す

そして今、アロンソはハミルトンとの特別なライバル関係はまだ存在すると言う。

「お互いをオーバーテイクするたびに、満足感が増すんだ。そしてオーバーテイクされるたびに痛みがある。僕ら2人は常にそういう関係だと思う」。

■もっとF1に居たい

F1を見慣れた人たちから見れば、アロンソは明らかに成熟しているが、依然として人気があることは明らかである。そして、2025年にアストンマーティンと新たな契約が結ばれることは、ほぼ必然のように思える。

「F1の人気は年々高まっていて、熱狂する若者はますます増え、サーキットは満員となり、開催カレンダーは記録的なものとなっている。それは波の頂点のようなもので、ソファーからではなく、ここから見ていたいんだ」。

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