イタリアの権威あるメディアは、シャルル・ルクレールが新たに発表したフェラーリとのF1新契約の期間について不明としている。
■契約年数が不透明なのはフェラーリで一度もない
プレスリリースでは、この高評価を受ける26歳が「2024年シーズン以降も」残留すると宣言され、ルクレールは「この先も数シーズン」赤のマシンをドライブし続けると語っている。
しかし、フェラーリのインサイダーとして知られるレオ・トゥリーニは、ルクレールとの契約が不透明なのは異例だと言う。
「少なくとも最近の歴史において、(フェラーリとの)契約を複数年延長することが、期限を示すことなく発表されたことはない、一度もだ」と彼は『Quotidiano Motori(クオティディアーノ・モトーリ)』で語った。
■条件付きの5年契約、年俸は2倍になるとの予想
『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、ルクレールは2029年まで、つまり5年契約を結んだと考えている。しかし同紙は、この契約にはおそらく「3年目以降の成績に連動した終了条項」があると付け加えている。
そして、年を追うごとにルクレールの収入は、現在の年俸2500万ユーロ(約40億円)から、2029年までに「約2倍」に増えることになるようだ。
■新ルールを見据えて条件付きの4年契約か
一方、『Corriere dello Sport(コリエレ・デロ・スポルト)』は、ルクレールの契約は実際には4年間だと考えている。トゥリーニは次のように説明している。
「論理的には、契約期間は条件付きだ。なぜなら新ルールの最初のシーズン(2026年)を無視して契約を延長するのはクレイジーだからね」
「それ以降はおそらく彼にも、あるいは(代表のフレデリック・)バスールにも左右されないだろう。しかし、結果次第だ。要するに、更新は良いニュースだ。しかし、将来について確かなことはない」。