ニュージーランド人のブルース・マクラーレンによって設立され、F1で最も古い現役イギリスチームとして知られるマクラーレンが、バーレーンに100%所有される日も近いかもしれない。
今週、アメリカ人のザック・ブラウン率いるウォーキングに本拠を置く親会社マクラーレン・グループが、バーレーンの政府系ファンドである『Mumtalakat(ムムタラカット)』に完全所有権を譲るという噂が流れた。
すでにマクラーレンの株式の大半を保有しているムムタラカットは、バーレーンがマクラーレンの少数株主の全株式を取得することにつながると内部関係者が考えている動きを基本的に認めた。
「(マクラーレンの)株主は全会一致でグループの完全な資本増強を承認した」とムムタラカットは声明で発表した。今シーズンはランキング4位ながらも復活の兆しが見えてきたマクラーレンだが、チャンピオンを目指すには更なる大型投資が必要と判断したのかもしれない。
2023年初め、『Forbes(フォーブス)』はマクラーレンのF1チームの現在の価値を22億ドル(約3,150億円)と見積もっていた。マクラーレン・グループの価値はいくらになるのか注目が集まる。