オスカー・ピアストリのマネージャーで元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、印象的な活躍を見せたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がダニエル・リカルドの後任としてマクラーレンに移籍したことを悪く思う必要はないと語った。
22歳のピアストリは先日行われたシーズン終了後の祝賀会でFIAルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したが、彼のF1参戦前は物議を醸す状況だった。そのひとつが、アルピーヌのボスを激怒させ契約解除の道を探ったこと、そして同郷のリカルドを追い出してシートを奪ったことだ。
しかしマーク・ウェバーは、ピアストリが悪く思う必要はないと『Soy Motor(ソイ・モーター)』に語った。
「ダニエルがマクラーレンのドライバーとして非常に厳しい2シーズンを過ごしたことは明らかだ。オスカーが今年彼の代わりを務めなければ、別のドライバーが務めていただろう」。
自身も元F1ドライバーだったウェバーは、ピアストリが彼のF1参戦に不安を抱いていたことを明かしている。
「彼は当時、他のオーストラリア人からシートを奪うことになるし、僕はF1で走ったことはそれほど多くないと言っていた。でも、何が言えるんだ?それはマクラーレンが決めたことだし、結果的にそれが正しかったのは明らかだ」。
ウェバーはまた、チャンスをつかまなければならない、それがF1の本質だとも言う。
「でも正直なところ、2023年に向けて多くの選択肢があると思われていたけれど、そうではなかった」と47歳になるウェバーは語った。
「マクラーレンは素晴らしく、最初から非常に明確だった。それはオスカーが愛したものだった。誰かが彼に代わってドライブしたいと望んでいるのは明らかだったし、僕らにとっては簡単な決断だったんだ」。