NEXT...F1開催スケジュール

「2024年は接戦になる」と元F1関係者、「レッドブルF1とフェルスタッペンの素晴らしさ」を祝福。他チームとペレスには「より一層の努力を」促す

2023年12月12日(火)0:01 am

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今年のF1を完全に支配したことは「退屈」ではなかったと、ある著名なエンジニアが語っている。

■レッドブルF1とフェルスタッペンの並外れた仕事を祝福する元F1関係者

レッドブルF1の2024年仕様“RB20”も「かなりいい」とシミュレータードライバーのジェイク・デニスが語ったことは、F1の接近戦を楽しむファンにとってはあまりいいニュースではないかもしれないが、著名なエンジニアであるジョアン・ビラデルプラットは違う見方をしている。

フェラーリ、マクラーレン、その他のF1チームで働いていたこの尊敬すべき元エンジニア兼マネージャーは、「平均的なファンの意見は、いつも同じヤツが勝つからシーズンは退屈だったというものだ」と語った。

「しかし、この世界に携わっている人たち、あるいは何十年もF1に携わってきた私たちがすべきことは、レッドブルの並外れた仕事ぶりとマックスの素晴らしいドライビングを祝福することなんだ」。

「これは他のチームがより一層努力し良くなるよう促すべきだが、同じチームがいつも勝つことに文句を言うのは筋が通らない。もし彼がやったのなら、それは彼が値するからだ」とビジャデルプラットはスペインのスポーツ紙『AS』に語った。

■直接の比較対象はペレス

2023年にフェルスタッペンがどれだけ優れていたかを測る最善の方法は、同じレッドブルのセルジオ・ペレスと直接比較することだと彼は言う。

「完全に優位だった」とスペイン人のビジャデルプラットは語った。

「ペレスは何度かいい瞬間があったが、ミスも多かった」

「マシンの開発がフェルスタッペンに集中していたのは明らかで、両者はドライビングスタイルが異なるため、マックスが有利だった。しかし、彼のパフォーマンスは際立っていたよ」

■来季は接戦になると予想

ジェイク・デニスは「来季も良いシーズンを送れる」と予想しているが、ビラデルプラットはフェルスタッペンのライバルたちが2024年に接近してくると考えている。

「レギュレーションが決まり、離れているチームが近づいてくる。すでにウィリアムズとマクラーレンが大きな一歩を踏み出し、メルセデスは何度かレッドブルに立ち向かい、フェラーリはレースに勝ったのを私たちは見た」

「遅れをとっている者の方が学習と改善の余地が大きく、そして、風洞やその他の開発分野でより多くの時間を得ることができるため、誰もが近づくことになるだろう」。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック