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レッドブルF1首脳、ペレスとアロンソの熾烈なバトルを賞賛「魅力的な戦いで最高のレースだったよ」

2023年11月06日(月)17:48 pm

レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、セルジオ・ペレスがようやく調子を取り戻しつつあることに安堵しているようだ。

●【2023F1第21戦サンパウロGP】決勝レース・全セッションの結果

現F1チャンピオンであるチームメートのマックス・フェルスタッペンが圧倒的な強さを見せ続けている中、レッドブルで3年目のシーズンを迎えた33歳のメキシコ人ドライバーであるペレスは序盤こそ2勝をあげたものの、その後は調子を落としてしまい、浮き沈みが多いシーズンとなってしまっている。

それでもドライバーズランキングでは2番手の位置をキープし続けてきているペレスだが、あまりにもフェルスタッペンとの差が大きいこともあり、今季限りでレッドブルのシートを失うのではないかとの噂もささやかれ続けている。

だが、現在レッドブルが現在ペレスと結んでいる契約は2024年までであり、マルコはこれまでたびたびレッドブルとしてはその契約を尊重するつもりだとコメントしてきている。

■アロンソとのバトルは魅力的だったとマルコ

こうした中、最終的に表彰台は逃したものの、先週末にインテルラゴス・サーキットで開催された第21戦サンパウロGP決勝を9番グリッドからスタートしたペレスがレース終盤にフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)と熾烈な3位争いを展開してみせたのは、マルコにとっても喜ばしいことだったようだ。

「魅力的な戦いだったよ」

ドイツのテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイチュランド)』にそう語ったマルコは、次のように続けた。

「信じられないような順位変動、追い上げ、戦術的な動きだった。最高のレースだったよ」

「ファイナルラップでのミスは、彼が第3コーナーでうまく立ち上げられなかったことだ。私がそう言うのは簡単なことだがね」

■ペレスのランキング2位はほぼ確実に

そして、マルコはペレスがついにスランプから抜け出してきたと考えているようだ。

「彼のペースはメキシコ(第20戦)から良くなったよ。予選でもレースでもね」

そう語った80歳のマルコは、あと2レースを残す時点でペレスがドライバーズランキング2位争いのライバルであるルイス・ハミルトン(メルセデス)との差を広げたことに言及しながら次のように付け加えた。

「彼はオースティン(第19戦アメリカGP)では不運に見舞われたが、今はハミルトンに対して30ポイント(正確には32ポイント)の差をつけている。だから、彼が2位をキープできると考えてもいいだろう」

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