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【F1】2027年まで公式タイヤサプライヤーはピレリで決定!ドメニカリCEO「ブリヂストンに感謝」次の入札でブリヂストンがF1復活か?

2023年10月10日(火)17:18 pm

F1は、現在公式タイヤサプライヤーを務めているピレリが2027年までの独占タイヤサプライヤーおよびグローバルタイヤパートナーとして継続すると発表した。この契約には1年間延長するオプションも付いている。

今回は落札できなかったブリヂストンだが、2028年にはピレリに代わってF1復帰する可能性もあるという。

■ピレリがF1公式タイヤサプライヤーを継続

2023年初旬、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は、2025年から2027年までのF1タイヤ供給契約を結ぶための入札プロセスを開始した。その契約には2028年までさらに1年延長するオプションも設けられている。

そして、現在の公式サプライヤーであるピレリに加え、かつて1997年から2010年までF1タイヤサプライヤーを務めていたブリヂストンもその入札に参加していた。

この正式発表前の先週末、F1カタールGPが行われたルサイル・インターナショナル・サーキットのパドックでは、非公式ながら、ピレリが新たな契約を獲得したことが明らかとなった。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は次のように報じている。

「F1首脳部はブリヂストンの申請を却下することを決めた」

「公式発表はカタールGPの翌週になるはずだ」

伝えられるところによれば、ピレリもブリヂストンもFIAの承認を受け、商業的交渉に移っていたものの、F1は懸案となっているタイヤブランケット禁止と2026年に向けた小型軽量タイヤへの移行を行うためには、現時点ではイタリアのピレリが適任だと判断したようだ。

■負担増大もありピレリは2028年でF1撤退?

しかし、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、ブリヂストンが商談において「高いハードルを設定」したため、ピレリはより多くの対価を支払わなければならなくなる可能性があるという。

「ピレリはF1に2000万ドル(約30億円)多く支払うと言われている。それに加え、チームはこれまでの年間150万ドル(約2億2000万円)の半額となる75万ドル(約1億1000万円)を支払うだけで済むようだ」

「F1のための財源を確保するため、ピレリは世界ラリー選手権からの撤退を最近発表している」

そう報じた『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、次のように付け加えている。

「ピレリは2028年でその役目を終え、この分野をブリヂストンに任せたいと考えているという噂もある」。

■F1のステファノ・ドメニカリCEO「ブリヂストンに感謝」

F1のステファノ・ドメニカリCEOは公式発表したプレスリリース内で「ブリヂストンに感謝」と以下のように述べている。

「ブリヂストンの素晴らしい提案と、そのプロセス全体を通しての関与についても称賛したい。ブリヂストンには、私たちのスポーツ界における誇り高き遺産があり、高い専門性と情熱を持って私たちと関わってくれたことに感謝したい」。

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