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アルファタウリF1、2024年の「話し合いが本格化」と新CEO「ローソンは冷静でベテランのようだった。来季シートは数日以内にわかる」 レッドブルF1代表「3戦目で初コースでのポイント獲得は印象的」

2023年09月19日(火)6:12 am

アルファタウリの2024年フルタイムドライバーラインアップに関する「話し合い」は現在「本格化」している。負傷したダニエル・リカルドのマシンでルーキーのリアム・ローソンが印象的な走りを続けている中、新CEOピーター・バイエルがシンガポールでそう語った。

■新CEO「ローソンは冷静でベテランのようだった」

ザントフォールトで急遽リカルドのコックピットに飛び乗って以来、ニュージーランド出身の21歳ローソンは非常に印象的な走りを見せているため、角田裕毅は来年レッドブルのリザーブドライバーにシャッフルされる可能性が高いという。

ローソンはシンガポールGPで2ポイントを獲得し、ドライバーズランキングでレギュラードライバーである角田に1ポイント差まで迫っている。リカルドはまだ1ポイントも獲得していない。

しかし、2024年までチームに留任すると言われるだけのことをしたかどうかという質問に対し、「現段階では何もない」とローソンは日曜日に答えた。それでも、彼は明らかにレッドブルとアルファタウリの意思決定者に好印象を与えている。

ローソンが後方から迫るライバルをかわした後、バイエル新CEOは「“彼のマシンは他のマシンの2倍の幅がある”と思っていたよ」と興奮した様子で語った。

「リアムは決して冷静さを失わなかった。まるでベテランのプロフェッショナルのようだった。ライオンのように戦ったよ」。

■クリスチャン・ホーナー代表も「ポイント圏内でフィニッシュし、とても印象的だ」

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表も同意見だ。

「これは彼にとって3回目のレースで、これまで見たことのないコースでのレースだった。彼はポイント圏内でフィニッシュしている。とても印象的だ」

また、ローソンは実際に自己批判もしていたのが印象的だった。

「スタートの練習をしなければならない。2回連続で2つポジションを落としてしまったからね」

しかし彼は、2024年に自分が残っているかどうかはわからないと主張した。

「正直なところ、まったくわからないんだ」

「このスポーツでフルタイムのコックピットを得るのは間違いなく難しいからね」

ローソンは現在、日本でスーパーフォーミュラにフル参戦しているが、彼の目は常にF1に向いていたという。

「F1に出る前から自分をアピールしていたよ」とローソンは微笑んだ。

「でも、このチャンスをもらったからには、それを最大限に生かしたい。今はこの時間枠があるので、限られた時間の中で自分にできるすべてを出し尽くしたと思っているよ」。

■ローソンが来季シートの有力候補?「数日以内にわかる」

多くの関係者は、2024年のアルファタウリのラインナップはリカルドとローソンが有力だと考えている。

「話し合いは本格化している」とピーター・バイヤー新CEOは『Servus TV』に認めた。

「リアムはやるべきことをやったし、来年誰がマシンに乗るかは数日以内にわかるだろう」

「しかし、ダニエルは間違いなく自分のマシンに戻るだろうし、リアムは日本でスーパーフォーミュラのシーズンを終えたいと考えている」。

来季ドライバーラインナップの話し合いが本格化しているようだが、2戦連続で不運が続いた角田裕毅のF1日本GPでの活躍に期待したい。

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