スパ・フランコルシャンで開催されているF1ベルギーGPの地元プロモーターは12日(月)にロンドンでF1最高責任者(CEO)のステファノ・ドメニカリと今後の開催についての会議に臨んだが、そこでは「明らかに前向き」な話し合いが行われたとベルギーの放送局『RTBF』が伝えている。
■オランダとの隔年開催との報道もあったベルギーGP
先週、2024年からベルギーのスパ・フランコルシャンとオランダのザントフォールトが交互に隔年でF1を開催することになるとの報道が行われた。
だが、ベルギーGPのプロモーターであるヴァネッサ・メースは、それは「まったくの憶測」に過ぎないと否定し、次のように語っていた。
「私たちはこれまでと同じように複数年契約を結びたいと思っています。ですが、私たちは常に自分たちが得られるものに満足するでしょう」
■ロンドンでの会談は「前向き」だったとの情報
伝えられるところによれば、ドメニカリとのロンドンでの会談には、ベルギーのレースプロモーション会社『スパ・グランプリ』の社長を務めるメルキオール・ワテレと、事務局長のポジションにあるメースが出席していたようだ。
『RTBF』は次のように報じている。
「我々が得た情報によると、会合の結果は非常に前向きなものだった」
「まだ何も正式には決まっていないが、恐らく、2024年にスパでグランプリを開催するという発表があまり遅れることはないはずだ」
■スパが得られるのは2024年だけの1年契約?
だが、噂では、ドメニカリとF1オーナーのリバティ・メディアは、昨年同様、今年もスパとは2024年だけの単年契約を結ぶ方針だろうと言われており、依然としてスパが今後長期的にF1開催を継続できるかどうかは不透明なままだ。
「それについて語るにはまだ早すぎるが、いろいろな要素が絡んでくる」
『RTBF』はそう報じると、次のように付け加えている。
「しかし、F1はスパを尊重しており、現時点での感触はポジティブだ」。