2023年F1第2戦サウジアラビアGP(ジェッダ・コーニッシュ・サーキット)の予選が行われた。
●【2023F1第2戦サウジアラビアGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
このジェッダで2年連続、自身通算2度目のポールポジションを獲得したのはセルジオ・ペレス(レッドブル)、2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)だった。
■Q1:ノリスが壁に接触、アルファタウリF1は2台敗退
ランド・ノリス(マクラーレン)は最終ターンでイン側の壁に左フロントタイヤ側面を軽くタッチしてしまい、ステアリングロッドを壊してしまった。自力でガレージに戻り、ガレージでメカニックが懸命の修復作業を続けたが間に合わなかった。
アメリカ人ルーキーのローガン・サージェント(ウィリアムズ)は、タイムアタックでミスを繰り返してしまいタイムを残す事ができなかった。
レッドブルと同じホンダRBPTのパワーユニットを搭載するアルファタウリは、角田裕毅は0.010秒届かず惜しくも16番手、初走行のジェッダで初の予選に臨んだニック・デ・フリース(アルファタウリ)は18番手で、フリー走行でも苦戦していたアルファタウリF1は2台ともQ1敗退となってしまった。
【予選Q1敗退】F1サウジアラビアGP
16 角田裕毅(アルファタウリ)
17 A.アルボン(ウィリアムズ)
18 N.デ・フリース(アルファタウリ)
19 L.ノリス(マクラーレン)
20 L.サージェント(ウィリアムズ)
■Q2:フェルスタッペンがトラブルで敗退!
Q2ではまさかの波乱が起こった。ここまで全セッションで圧倒的な速さを見せてきたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だったが、タイムアタック中、ストレートを走行中に突然エンジン音が甲高く上がり、駆動がかからなくなった。
後にチームはドライブシャフトのメカニカルトラブルと発表した。フェルスタッペンはなんとか自力でガレージまで戻ったものの、そのままタイムを残さずマシンを降りてしまい、15番手でQ1敗退が決定した。
【予選Q2敗退】F1サウジアラビアGP
11 N.ヒュルケンベルグ(ハース)
12 G.ジョウ(アルファロメオ)
13 K.マグヌッセン(ハース)
14 V.ボッタス(アルファロメオ)
15 M.フェルスタッペン(レッドブル)
■Q3:千載一遇のチャンス!熾烈なポールポジション争い
フェルスタッペンがトラブルでQ2敗退を喫したことで、ライバルたちにとっては千載一遇のチャンスとなったが、圧倒的なチーム力を生かしてセルジオ・ペレスがしっかり仕事をやり遂げた。
セルジオ・ペレスはフェルスタッペンに何かあった際には結果を残せる巧さと速さがあることをこの予選でも改めて見せつけた。ペレスはこのジェッダで2年連続、自身通算2度目の嬉しいポールポジション獲得となった。
2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)だった。ルクレールはCE(コントロール・エレクトロニクス)を3基目に交換したことにより、10グリッド降格ペナルティが決まっており、明日のレースは12番グリッドからスタートする予定だ。
ルクレールの代わりに2番グリッドからスタートするのはアラフォーの希望の星、フェルナンド・アロンソだ。
4番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、5番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、6番手はランス・ストロール(アストンマーティン)、7番手はエステバン・オコン(アルピーヌ)、8番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)と続く。
9番手には注目の新人オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、10番手にはアルファタウリF1から移籍したピエール・ガスリー(アルピーヌ)が入った。
■【予選】F1サウジアラビアGP
1 S.ペレス(レッドブル)
2 C.ルクレール(フェラーリ)
3 F.アロンソ(アストンマーティン)
4 G.ラッセル(メルセデス)
5 C.サインツ(フェラーリ)
6 L.ストロール(アストンマーティン)
7 E.オコン(アルピーヌ)
8 L.ハミルトン(メルセデス)
9 O.ピアストリ(マクラーレン)
10 P.ガスリー(アルピーヌ)
11 N.ヒュルケンベルグ(ハース)
12 G.ジョウ(アルファロメオ)
13 K.マグヌッセン(ハース)
14 V.ボッタス(アルファロメオ)
15 M.フェルスタッペン(レッドブル)
16 角田裕毅(アルファタウリ)
17 A.アルボン(ウィリアムズ)
18 N.デ・フリース(アルファタウリ)
19 L.ノリス(マクラーレン)
20 L.サージェント(ウィリアムズ)
●【2023F1第2戦サウジアラビアGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数