2018年まで所属していた古巣レッドブルに復帰することになったダニエル・リカルドだが、2023年に開催予定となっている全24戦すべてに帯同するつもりはないと語った。
■2023年はレッドブルのテスト兼サードドライバーを務めるリカルド
レッドブルは23日(水)に、33歳のオーストラリア人ドライバーであるリカルドが2023年にサードドライバーとして復帰することを正式に発表。そして、リカルドが担うことになる役割は、テスト、マーケティング、シミュレーター作業などだとしている。
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、チームリリースの中で次のように語っている。
「テスト兼サードドライバーとして、ダニエルはマシンの開発を手伝い、F1で成功するために必要な経験と知識でチームを助け、多様化する機会を与えてくれるだろう」
サードドライバーという表現が使われていることからすれば、レギュラードライバーが何らかの事情でレースに出走できない場合にはその代役を務めることも想定されているはずだ。
■自分を取り戻すための時間も必要
だが、リカルドは、2023年に開催が予定されている全24戦すべてのレース会場に姿を見せるつもりはないという。
「24レースには行かないよ。そうでなければ、まだグリッドにいるのと同じだろうからね。僕には休みが必要だということを明確にしてあるんだ」
アブダビでそう語ったリカルドは、次のように付け加えた。
「この2年間、僕は打ちのめされた。だから、少し時間を減らしたいんだ。再び自分自身を取り戻して、少し再構築したいと思っているよ」