ミック・シューマッハ(ハース)が2023年のF1グリッドにつく可能性はほぼ消えたようだ。
■来季のハースはマグヌッセンとヒュルケンベルグで確定とのうわさ
ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、2023年のドライバーラインアップを完成させる準備ができているとブラジルで語ったが、インテルラゴス・サーキットのパドックでは、来季のハースはケビン・マグヌッセンとニコ・ヒュルケンベルグのコンビとなるのは確実だとのうわさがささやかれていた。
ハースでは、今週末に行われる2022年F1最終戦アブダビGP(20日決勝)の前に正式発表を行うものと考えられている。
■ウィリアムズへの移籍チャンスは2パーセント?
シューマッハが2023年もF1グリッドにつく最後の望みはウィリアムズだけとなっている。だが、チームCEOとしてウィリアムズを率いるヨースト・カピートは、自分たちの育成ドライバーであるアメリカ出身のローガン・サージェントがF1出走に必要なスーパーライセンスを獲得するのは「98パーセント」確実だと語っており、シューマッハが非常に厳しい状況にあるのは確かだ。
■「今年は僕の年ではなかった」とシューマッハ
サンパウロGP決勝を14位で終えた23歳のシューマッハは、今後のことについて質問されると次のように答えた。
「自分の年になることもあれば、そうでない年もある。そして、今年は僕の年ではなかったのだと思っている」
「まだもう1レース残っているし、ベストを尽くすつもりだよ」
「僕が来年もF1にいられるかどうかはわからない。だけど、僕はそれにふさわしいと思っているよ」
「もしハースが僕と続けることを望まなければ、2024年にF1キャリアを再スタートするためにほかの選択肢を検討することになるだろうね。ここが僕が目指す場所なんだ。僕の聖域なんだ」
■来季はアルピーヌのリザーブドライバーが濃厚とのうわさも
最近のうわさでは、シューマッハは、2023年にはルノーのワークスF1チームであるアルピーヌのリザーブドライバーとなる可能性が高いと言われている。