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【予選レポート:F1メキシコシティGP】フェルスタッペン今季6度目PP!コーナー速いメルセデスわずかに届かず、フェラーリ沈む・・・角田裕毅13番手

2022年10月30日(日)7:20 am

2022年F1第20戦メキシコ・シティGPの2日目、予選が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今シーズン6回目のポールポジションを獲得した。2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)が入り、メルセデス勢のコーナーリング性能の良さが光ったものの、わずかに届かなかった。

●【2022F1第20戦メキシコGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数

■Q1:トップ3は三つ巴!同郷ミックとベッテルは同タイムもQ1敗退

予選開始時は気温24度、路面温度49度、風速1.0m/s、湿度37%、天候は晴れというドライコンディションで始まった。

18分間のQ1でトップタイムを出したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)、2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)だった。

母国GPのセルジオ・ペレス(レッドブル)は7番手。

レッドブルと同じくHRC(ホンダ・レーシング)サポートのパワーユニットを搭載しているアルファタウリF1は、角田裕毅が9番手、ピエール・ガスリーが12番手だった。

同じドイツ人でプライベートでも仲が良いミック・シューマッハ(ハース)とセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)は1:43.829で同タイムだったが、シューマッハが先にタイムを出したため順位は後輩の方が上になった。しかし両者とも0.126秒届かずQ1敗退だった。

【F1メキシコ・シティGP】予選Q1敗退
16 ミック・シューマッハ(ハース)
17 セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
18 ランス・ストロール(アストンマーティン)
19 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
20 ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)

■Q2:トップ10は0.7秒差の大接戦!角田とガスリーはQ2敗退

予選Q2開始時は気温は1度上がって25度、路面温度は逆に1度下がって48度、風速0.8m/sだ。

15分間のQ2でトップタイムを出したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)、2番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)だった。Q2でもメルセデス勢が好調で、ポールポジションへの期待が高まる。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は4番手、母国GPのセルジオ・ペレス(レッドブル)は5番手でQ3進出。

アルファタウリF1は、角田裕毅が13番手、ピエール・ガスリーが14番手でいずれもQ2敗退に終わった。

このQ2はトップ10まで0.720秒差という大接戦となった。

【F1メキシコ・シティGP】予選Q2敗退
11 ダニエル・リカルド(マクラーレン)
12 ジョウ・グァンユ(アルファロメオ)
13 角田裕毅(アルファタウリ)
14 ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
15 ケビン・マグヌッセン(ハース)

■Q3:フェルスタッペンがポール!メルセデス勢が0.3秒差の接戦!

予選Q3開始時は気温は変わらず25度、路面温度はさらに1度下がって47度、風はやや強くなり風速1.7m/sで始まった。

Q3はメルセデスの優勢で始まったが、銀・青・赤の3チームによるポールポジション争いが展開されることになった。ペレスは1分18秒153をマークすると、満員のスタジアムから鳥肌が立つような歓声が上がった。

しかし、ペレスはフェルスタッペンに0.2秒差をつけられて3番手に後退すると、続くラッセルは0.132秒差で暫定2番手、ハミルトンは0.147秒差で3番手に飛び込んだ。しかしハミルトンはターン3でトラックリミット違反を犯してしまいフライングラップは抹消された。

その直後、ハミルトンが「ドライバビリティの問題」を無線で訴えながら2度目のアタックに備えるためにピットへ向かい、ポールポジションへの不安が大きくなってしまう。サインツ、ボッタスがトップ5を占めた。

2度目のアタックは、ペレスがまたしても最初にコースイン。渾身のアタックをするものの、3番手以上に順位を上げることはできなかった。一方、フェルスタッペンは唯一の17秒台となる1分17秒775をマーク。

チームのためにもポールポジションを狙っていたラッセルはスタジアム入口でミスをしてトラックリミット違反を犯してしまい、最終アタックのタイムを抹消され、0.304秒遅れで予選を終えた。

ハミルトンもタイムを更新することができず、フェルスタッペンのタイムが更新されることはなかった。これでメキシコGPのポールシッターは11年連続で違うドライバーとなった。

予選2番手ラッセルは「ひどいラップ」だったことを認め、「みんなごめん」と一生懸命頑張ってくれたチームに謝罪して悔しがる。ハミルトンはチームメイトからわずか0.005秒差の予選3番手となった。

母国の英雄で大声援を受けながら走ったペレスは、ポールポジションに0.353秒届かず予選4番手だった。

5番手にはポールポジションから0.5秒以上離されたカルロス・サインツ(フェラーリ)が入った。

6番手にはバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が入り、フェラーリのシャルル・ルクレールを抑えて見事なパフォーマンスを発揮した。

8番手にはランド・ノリス(マクラーレン)、9番手にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、10番手はエステバン・オコン(アルピーヌ)だった。

フェルスタッペンが優勝に最も近いところにいるが、ポールシッターのドライバーがメキシコシティで勝利したのは2016年のルイス・ハミルトン(メルセデス)が最後だ。

明日の決勝レースは、日本時間朝5時(月曜日早朝)から始まる。

■【F1メキシコ・シティGP】予選
1 M.フェルスタッペン(レッドブル)
2 G.ラッセル(メルセデス)
3 L.ハミルトン(メルセデス)
4 S.ペレス(レッドブル)
5 C.サインツ(フェラーリ)
6 V.ボッタス(アルファロメオ)
7 C.ルクレール(フェラーリ)
8 L.ノリス(マクラーレン)
9 F.アロンソ(アルピーヌ)
10 E.オコン(アルピーヌ)
11 D.リカルド(マクラーレン)
12 G.ジョウ(アルファロメオ)
13 角田裕毅(アルファタウリ)
14 P.ガスリー(アルファタウリ)
15 K.マグヌッセン(ハース)
16 M.シューマッハ(ハース)
17 S.ベッテル(アストンマーティン)
18 L.ストロール(アストンマーティン)
19 A.アルボン(ウィリアムズ)
20 N.ラティフィ(ウィリアムズ)

●【2022F1第20戦メキシコGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数

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