セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)は、リザーブドライバーとしてF1にとどまることは「問題外」だと語った。ただし「鈴鹿」なら話は別だ。
■ベッテル「鈴鹿なら話は別だよ!」
今季限りでF1を引退する4冠のベッテルは、リザーブドライバーになるような計画は立てていないようだ。
「控えのドライバーは何をするの?」と、彼はオースティンで記者に尋ねた。
「レースに来て、何もしないんだろう? だから、その役目は僕にとって本当に問題外なんだ。鈴鹿の話なら別だけどね!」
実際、先日のF1日本GPで35歳のドイツ人は、「来年1回限りの鈴鹿復帰」を考えていることを認めていた。
「もしかしたら、ドライバーのどちらかが体調を崩すかもしれないからね」とベッテルは微笑むとこう続けた。「そんなことは望んでいないけど、いつでも鈴鹿でのレースに戻ってこられるようにしたいね」。
■リザーブドライバーが濃厚なリカルド
一方、ハースのボスであるギュンター・シュタイナーは、マクラーレンと早期契約解除をしたダニエル・リカルドに電話をかけてくるようにと報道陣の前で語っていたが、33歳のオーストラリア人は、メルセデスの新しいリザーブドライバーとして2023年を過ごす運命にあるようだ。
オースティンで来年のことを聞かれたリカルドは「(パドックの)その辺で見かけるよ」と答えている。
「僕にとっては多少違うものになるだろうけど、まだ計画は進行中だよ。『またね』ではないんだ。それは到底無理な話だ」
「グリッドに戻り、勝つために、僕にできることをすべてやろうと思っているよ」。