叔父ラルフがミック・シューマッハを援護！「これはF1だ、Netflixじゃない」とハースF1のボスたちを非難
23歳のドイツ人ドライバー、ミック・シューマッハ（ハース）の2023年のシートが不透明な中、叔父のラルフがハースF1ギュンター・シュタイナー代表とチームオーナーのジーン・ハースを非難している。
来年のシューマッハの後任としてニコ・ヒュルケンベルグの契約が近づいていると見られている。
■もう一人の候補者ジョビナッツィはクラッシュして自らチャンスを潰す
もう一人の候補であるフェラーリ所属のアントニオ・ジョビナッツィはF1アメリカGPのフリー走行1回目でハースをドライビングしたが、すぐにクラッシュしてしまった。
「チームには申し訳ないが、風が主な原因だった」とジョビナッツィは語った。
2023年のシューマッハのシートを確保する絶好のチャンスを捨ててしまったのではと『Sky Deutschland（スカイ・ドイツ）』に問われると、ジョビナッツィは「たったひとつのことで変わるとは思わない」と主張した。
■ハースF1のボスたちの不満は多すぎるクラッシュによる損失
しかし、チームオーナーのジーン・ハースは、今年のシューマッハに対する最大の不満は、彼のクラッシュがすべて「大金を要した」ことだと言う。
チームのシュタイナー代表も同意見で、ハースにはもっとドライバーに一貫性が必要だと主張している。
ジョビナッツィのクラッシュ後、シュタイナー代表は「我々は将来的に何を望むかを見極めなければならない」と語った。
「このような小さなミスを繰り返して、チームの発展を妨げるようなことはできない。そうすれば、何の進歩もないからだ」。
■F1はNetflixじゃない
シューマッハは金曜日、サーキット・オブ・ジ・アメリカズのパドックでギュンター・シュタイナー代表をテーマにしたTシャツを着ていたが、これはNetflixで大人気の『Drive to Survive（原題）』シリーズでスターとなった上司への軽い敬意を表しているようだ。
しかし、ミックの叔父であるラルフは、ハースにはもっと一貫性が必要だというシュタイナー代表の最新のコメントについて尋ねられると、辛辣な言葉を浴びせた。
「彼がドライバーのことを指しているのか、それともチームのことを指しているのか分からない」と元F1ドライバーのラルフは『Sky Deutschland（スカイ・ドイツ）』に語った。
「それが何を意味するのか理解できないよ」
「彼は自分のインタビューに耳を傾けるべきだし、そうすれば彼も気づくだろう。なぜなら、彼と彼のボス（ジーン・ハース）を除けば、チーム自体はきちんとした仕事をしているからだ」
「今のチームの2人のドライバーはいい仕事をしているし、ハースは彼らと一緒にいるのがいいと思う」
「そして、もしドライバーを批判するのであれば、自己批判も行ってほしい。これはF1（スポーツ）であって、Netflix（作られた内容）ではないんだ」。
