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フェラーリのサインツ「自分がナンバー2だと認めるつもりはない。シーズン後半にはもっと強くなる」

2022年07月22日(金)23:29 pm

カルロス・サインツが、自分はフェラーリのナンバー2ドライバーではないと主張した。

2週間前に行われた第11戦オーストリアGPではチームメートのシャルル・ルクレールが今季3勝目をあげた一方で、サインツはエンジントラブルでリタイアとなってしまった。これにより、現在ランキング2位に位置しているルクレールと同4位のサインツとのポイント差は37ポイントに開いてしまった。

■フェラーリにチームオーダー発令を求める声

こうしたことから、とりわけ地元イタリアのメディアを中心として、フェラーリはルクレールが明確なナンバー1であることをはっきりとさせ、タイトル獲得に向けてチームオーダーを出すべきだとの論評が多くなっている。

だが、第10戦イギリスGPで念願のF1初優勝をポール・トゥ・ウィンで達成して勢いに乗りかけていたサインツは、今週末に第12戦フランスGP(24日決勝)が開催されるポール・リカール・サーキットで次のように語った。

「チームメートには常に敬意を払っているけれど、シャルルとは自由に戦えると思って僕は毎週末を迎えているんだ。ここ(ポール・リカール)にも同じ考え方で来ているよ」

だが、サインツも、もしもポイント差が今後ますます開くような事態となれば、シーズン後半にはチームオーダーが発令される可能性があることもわかっている。

「だけど、そのときが来たら、話し合いが持たれるだろうね。そう望んでいるよ」とサインツは付け加えている。

■シーズン後半にはもっと強くなれるとサインツ

しかし、サインツは、まだそのときは来ていないと主張し、ルクレールとの現在の37ポイント差も大きな問題ではないとしている。

「重要なのは、シーズン当初はシャルルよりも速くはなかったけれど、今はそうなったし、さらに前進する余地があることもわかったことなんだ」

「マシンに乗っているときに自分に欠けているものをあと少しだけ見つけられれば、選手権後半にはすごく強さを発揮できると思っているよ」

■フランスGPではグリッドペナルティが確定

今後巻き返しを図るサインツだが、今週末のフランスGPでは規定数を超えるエンジンコンポーネント投入によるグリッド降格ペナルティを受けることが確定している。

22日(金)の日本時間22時時点では10グリッド降格となっているが、今後さらに新しいコンポーネントの投入が行われることになれば、グリッド後方から決勝をスタートしなくてはならなくなる可能性もありそうだ。

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