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来季は24戦?ニースでのF1グランプリ開催計画に地元が反発「公金の無駄遣いだ」

2022年06月24日(金)11:27 am

フランスのニースにF1を誘致する計画案が早くも暗礁に乗り上げているようだ。

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■F1フランスGP開催地をニースに移す計画を進めるF1

伝えられるところによれば、F1では現在ポール・リカールで行われているフランスGPと伝統あるモナコGPの開催契約が今年で切れることを受け、モナコからほど近い位置にあるニースで新たなレースを開催する計画を立てているようだ。

これに関して、フランス出身ドライバーであるエステバン・オコン(アルピーヌ)は、次のように語ったと報じられている。

「ポール・リカールを失うのは残念だけど、モナコと一緒にニースでフランスGPを開催することができる解決策が見つかるのであれば、それほど悪いことではないよ」

■地元住民たちが誘致反対の嘆願書を提出

しかし、フランスの放送局『BFMTV』によれば、ニースの住民たちの多くはこの計画にあまり賛同していないようだ。

伝えられるところによれば、数日前にニースへのF1誘致に反対する住民たちが嘆願書を出したが、すでに1000人以上がこれに署名しており、これは「公金の無駄遣い」「生態系への悪影響」であり、「街の生活水準にブレーキがかかる」と主張しているようだ。

反対派の代表であるダビド・ナカシュ氏は、提案されたF1誘致にかかわる財政的詳細に「ショックを受けた」と次のように語っている。

「2年前、メトロポリスはル・カステレ(ポール・リカール)で開催されるグランプリへの補助金を可決した。3年後の今、彼らは新たな開催地を求めている。そして、たまたま、ニースがそれを歓迎したんだ」

「公的資金の管理という点から見れば、それはショッキングなことだ」

■来季は24戦? 将来が不透明なフランスGP、モナコGP、ベルギーGP

伝えられるところによれば、2023年のF1カレンダーには年間24戦という過去最多のスケジュールが組み込まれる計画となっているようだ。

そして、2022年で開催契約が切れるフランスGP、モナコGP、さらにはスパ・フランコルシャンで開催されるベルギーGPらがそのカレンダーから抜け落ちる可能性があると言われており、ニースの問題も含めてこの問題が今後どういう展開を見せていくのかに注目が集まっていくのは間違いないだろう。

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