ピエール・ガスリー(アルファタウリ)が、自分の将来に関して、すでにレッドブルとの間で話し合いを始めていることをほのめかした。
ガスリーとレッドブルが結んでいる現在の契約は2023年シーズンまでとなっているが、ガスリーは最近、もしも自分がレッドブルに復帰することができないようであれば、ほかのトップチームへの移籍も視野に入れることになると示唆するコメントを行っていた。
そして、このほど母国フランスの『RMC Sport(RMCスポール)』とのインタビューの中で、ガスリーは次のように語った。
「今日現在で、彼ら(レッドブル)が僕をどうしたいと思っているのかはわからない」
「僕たちが一緒にやるのは来年が最後の年になる。だから、こうしたことが話し合われているところだよ」
ガスリーは、2023年シーズンに向けての第一希望はレッドブルに復帰することだとしている。しかし、ガスリーは2019年に一度レッドブルに昇格したものの、シーズン前半で再びトロロッソ(現アルファタウリ)に降格されたという苦い経験をしている。
「もちろん、あの半年間の苦難は、忘れられるものではないよ」
2019年シーズンのことに言及しながらそう語ったガスリーは次のように続けた。
「だけど、あれから3年もたつし、すでにページはめくられているんだ」
「今年はレッドブルでの9年目のシーズンだけど、そのうち8年半では勝利し、ポールポジションをとり、タイトルもとってきた。あまりよくなかったのは6か月だけだったんだ」
しかし、仮にガスリーがレッドブルに復帰することができたとしても、チームメートは絶対的ナンバー1ドライバーのマックス・フェルスタッペンだ。その場合、ガスリーが勝利するためのサポートをチームに期待するのは難しいかもしれない。
そのことについてどう考えるかと尋ねられたガスリーは次のように答えている。
「それは、相手側の状況や望みに応じて、話し合わなくてはならないことのひとつだよ」
「もちろん、僕があそこにいくとすれば、それはレースで勝つためだ。僕は勝つことを望んでいるし、前で戦いたいと思っている。だから、それに関しても話し合っていくことになるね」