アルファタウリのピエール・ガスリーは、2022年F1シーズン序盤にルイス・ハミルトン(メルセデス)が勝利するのは難しいかもしれないと考えている。
先週バーレーンで行われたシーズン開幕前の最後のテストでは2021年のF1チャンピオンであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が最速タイムを刻んでみせた。
だが、2014年から昨年まで8年連続でコンストラクターズタイトルを獲得したメルセデスはあまりペースが上がらず、とりわけ、7回F1チャンピオンとなった実績を持つハミルトンは16番手タイムしか刻むことができなかった。
ガスリーは、バーレーンでのテストにおいてコース上でハミルトンと遭遇した際、新たな技術レギュレーションが適用された2022年型マシンでぴったりとその背後について走行する練習を行うことができたと語り、次のように続けた。
「ああいうふうにルイスと戦うことができるとは思っていなかったよ」
「今年は相手にくっつくことがかなり簡単になっている。だから、今度のシーズンに向けてはすごく楽観的になれているよ」
ガスリーによれば、ハミルトンが2022年型メルセデスF1マシンのハンドリングに「大きな問題」を抱えていることにも気がついたという。
「それははっきりとわかったよ」
母国フランスの『RMC Sport(RMCスポール)』にそう語ったガスリーは、次のように付け加えた。
「メルセデスが勝利を争うには、まだやるべきことがたくさんあると僕は思うよ」